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こころの健康
「最近、何もやる気がおきない」「よく眠れなくなった」などはありませんか?ストレスが溜まった状態が続いたり、悩みを抱えたり、つらいことがあると、こころが疲れ、心身にさまざまな影響があらわれます。ストレスや不安で身動きが取れなくなる前に、“こころのsos”をキャッチしましょう。
“こころのsos”のサイン
こころやからだ、行動が「いつもと違うな」と感じたときは、こころがsosを出している状態なのかもしれません。
このようなサインはありませんか?
こころ(心理面)
- 憂うつな気分が続いている
- 気分が落ち込んだままで戻らない
- ものごとに集中できない
- なんだか不安で落ち着かない
- わけもなく涙が出てくる
- 理由もなくイライラしてしまう
- 今まで関心があったことに興味を持てなくなった
- 何もやる気が起こらない
- 死にたくなる
からだ(身体面)
- 耳鳴りやめまい、肩こりがある
- 頭痛や吐き気がする
- 疲れているのに眠れない
- 下痢や便秘が続いている
- 食欲がわかない、または食べ過ぎてしまう
- いつも体がだるい
- 胸がドキドキする(動悸)
行動
- 人に会いたくない
- ひとりでいる時間が多くなった
- 遅刻・早退・欠席が増えた
- 運動や外出が面倒くさい
- 服装や髪型などに気を使わなくなった
- 忘れ物が増えた
- ネガティブな発言ばかりしている
- 簡単なミスを繰り返してしまう
- 飲酒量や喫煙量の増加
“こころのsos”に早く気づくことの大切さ
”こころのsos”に気づかず、放置されると、うつ病などのこころの病気に進展します。うつ病は、早期に治療を開始すれば回復できます。しかし、進行性であり、放っておくと冷静な判断能力が失われ、自ら命を絶つなど悲劇を招くことがあります。
こころの病気は、誰にでもかかる可能性があります。ストレスが発端となり、命に関わる事態を招かないようにするために、”こころのsos”をキャッチし、こころの健康に十分な注意を払うことが必要です。
ストレスとうまくつきあうヒント ~基本は「気楽に」「自分らしく」~
社会生活を送るうえで大切なのは、ストレスとうまく付き合っていくことです。「ストレス解消をしなければ!」と肩ひじを張らず、自分の好きなことをしたり、心地よさを感じることして、自分らしく焦らず過ごしましょう。
自分に合ったリラックス方法を持つ
- 趣味・好きなことを楽しむ
(スポーツ、カラオケ、マンガを読む、楽器演奏、お菓子づくりなど) - お風呂で半身浴
- 楽しい映画やテレビをみる
- 好きな音楽を聴く
- 好きなものを食べる
- マッサージ など
睡眠の質をワンランクアップ
- 起きる時間は一定にする
- 寝付けないときは無理に寝ようとしない
- 食べ過ぎ、空腹の状態で寝床へ入らない
- 寝る前に仕事のことは忘れる
- 寝室を好きなアロマの香りで満たす など
体を動かしてリフレッシュ
- 会話を楽しみながら散歩
- サイクリングで季節を感じる
- こどもと遊んでたくさん笑う
- ジムで汗を流す など
おいしい健康的な食習慣
- 野菜や果物を積極的にとる
- 1日3食、特に朝食は簡単なものでもいいので食べましょう
- 家族や友人と食事を楽しんでみましょう
「これくらい我慢しなくちゃ…」と思わないで ~相談のすすめ~
困ったことや悩みごとがあるとき、「誰にも弱みを見せたくない」「こんなことを相談したら迷惑だ」などと、ひとりで抱え込んでしまうと、孤立感を深め、ますますこころが疲弊してしまいます。
こころがつらいと感じたときは、早めに相談することをこころがけましょう。
身近に相談できる相手がいないときには、市の相談窓口などをご利用ください。
相談内容 |
連絡先 |
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健康相談(心や体の健康にかかわる相談) |
健康づくり課 電話:0263-34-3217 |
精神保健相談(精神科医によるこころの健康に関する相談) |
保健予防課 電話:0263-40-0701 |
松本市自殺予防専用相談「いのちのきずな松本」 | いのちのきずな松本 電話:0263-34-3600 |
こころ、自殺に関する相談 | 長野県精神保健福祉センター 電話:026-266-0280 |