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口腔がん検診助成事業
松本市では、令和6年度から「口腔(こうくう)がん検診」を行います!
令和6年度 口腔がん検診
検診期間:令和6年10月15日(火曜日)から令和7年2月28日(金曜日)まで
対象者 :松本市に住所のある40歳以上の方(昭和60年3月31日以前に生まれた方)
※口腔がんの治療中または経過観察中の方は除きます。
検診費用:500円
持ち物 :氏名、住所、年齢が確認できるもの(マイナンバーカード等)
実施場所:松本市歯科医師会会員診療所のうち、口腔がん検診を実施している診療所
※直接、医療機関へ電話で予約してください。
※検診の結果、精密検査が必要になった場合は、信州大学医学部附属病院へ紹介します。
口腔がんとは
口の中に発症する全てのがんを総称し「口腔がん」といいます。
口腔がんは、日本人が発症するがん全体の1~3%ほどで、決して多くはありませんが、日本では年間1万例、長野県でも年間100例以上の報告があります。
日本人に一番多いのが「舌がん」と言われており、およそ6割を占めています。舌の他、歯肉や頬の粘膜などにできることもあります。
発生率では、女性より男性の方が高い傾向にあり、40歳を過ぎる頃からみられ、60歳代に最も多いとされています。
写真提供:信州大学医学部歯科口腔外科学教室
口腔がんの特徴
口腔がんは、進行すると治る率が著しく下がるうえ、手術で切り取る部分が大きくなるため、たとえ命が助かっても「食べられない」「発声に障害が残る」「顔の見た目が変わる」「感覚が麻痺する」など、QOL(生活の質)が格段に低下する可能性が高くなる、とても悲惨ながんです。
他のがんと比べ、直接見ることで発見できることが多いという特性があるため、早期発見・早期治療ができれば十分に治癒が見込めます。
検診方法
問診、視診及び触診検査を行い、検査後に結果の説明をします。(所要時間:約30分程度)
唇、舌、歯ぐき、頬や上あごの粘膜等の視診や触診、またあごや首のリンパ腺の触診も行います。
痛みを伴う検診ではありませんので、ご安心ください。
写真提供:一般社団法人松本市歯科医師会
口腔がんを防ぎましょう
こんな症状には注意! 月に一度のセルフチェックを心がけましょう
次の症状があれば、早めに歯科医療機関へご相談ください。
□ 粘膜に白い所と赤い所がある
□ 出血しやすい所がある
□ 口臭が強くなった
□ 口内炎や傷が2週間以上治らない
□ 歯のとがっているところがあり、すれて痛い
□ 傷があるが痛みはあまりない
□ 舌や唇などの感覚が鈍く、しびれる感じがする
□ 強い痛みがある
□ あごや首のリンパ腺が腫れている