本文
市民トンボ調査
更新日:2023年3月3日更新
印刷ページ表示
令和元年6月3日から令和元年9月30日にかけて実施した「市民トンボ調査」の調査結果をまとめましたので報告します。
多くの皆さまの御協力をいただきありがとうございました。
(実施主体 松本市、監修協力 松本むしの会 福本匡志氏)
報告いただいた写真(ハグロトンボ)
報告いただいた写真(チョウトンボ)
市民トンボ調査実施概要(※現在はトンボの報告受付はしていません。)
調査結果
概要
- 報告者数 67人・団体
- 報告件数 199件
オニヤンマ | ギンヤンマ | ハグロトンボ | アオハダトンボ | シオカラトンボ | アカトンボ類 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|
26件 | 5件 | 20件 | 15件 | 34件 | 66件 | 33件 |
トンボ分布図
トンボマップ
トンボの報告位置と河川
考察
市街地から多くの報告があることから市街地周辺にもトンボの生息環境がある
市内の身近な河川・水路に流水性のハグロトンボ、アオハダトンボ、オニヤンマが観察されることがわかった。
(考えられる生息環境)
- 女鳥羽川や田川などの河川が市街地周辺を流れていること
- 松本城のお堀や豊かな湧水による水路が多数あること
ギンヤンマの報告が5件と少なく、アカトンボ類の報告が最も多かった
- シオカラトンボは小さな池、湿地、水田など生息範囲が広いので報告数も多かったが、ギンヤンマは比較的大きな池などで見られ、観察される場所が限られることから報告数が少なかったと思われる。
- アカトンボ類は主に水田で発生し、夏場は水田を離れて移動することから市街地でもよく見られ、報告数が多かったと考えられる。
報告者の生きものに対する興味・関心が高まった感想があった
- 子どものころを思い出す。
- トンボのつかみ方を知らない子、手で取るのが初めての子も慣れた。
- 感想の中には、10年前はオニヤンマ、シオカラトンボを見たが近年見かけなくなったという声もあった
本結果を基に定期的に調査を行い、経年比較する必要がある
報告写真
報告いただいた写真をまとめました。