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ツバメの発展学習

更新日:2023年3月13日更新 印刷ページ表示

ツバメの秘密

ツバメは身近なところに巣を作りますが、どのくらいツバメのことを知っていますか?意外と知らないツバメの秘密を教えます。(監修 信州野鳥の会 顧問 上條恒嗣 氏)

ツバメはどこから来る?

春になるとやってきて民家の軒先やビルで子育てをするツバメ。冬はどこにいるのでしょうか?

夏に子育てを終えたツバメは秋になると東南アジアへ渡ります。暖かい東南アジアで冬を超えたツバメは春になるとまた日本へやってきます。

ツバメの移動

ツバメの種類

日本にやってくるツバメの仲間にはどんな種類がいるのでしょうか?

一般に平地で見られるものには

・ツバメ(ツバメ科)

・イワツバメ(ツバメ科)

・リュウキュウツバメ(ツバメ科)

・ショウドウツバメ(ツバメ科)

・コシアカツバメ(ツバメ科)

などがいます。この中で松本市で見られるものはツバメ、イワツバメです。

この他、ツバメの古巣を利用するツバメによく似た

・ヒメアマツバメ(アマツバメ科)

がいますがアマツバメ科でツバメとは異なる種類の鳥です。

ツバメの仲間と特徴
  リュウキュウツバメ ショウドウツバメ コシアカツバメ ヒメアマツバメ
生息地域

沖縄の琉球諸島

鹿児島の奄美諸島

北海道 関東以西から九州 関東以西
巣の形 おわん型 入口が狭いとっくり型 ツバメやコシアカツバメの古巣を利用
特徴 民家の軒先などに巣を作ります。ツバメの巣とよく似ています 川沿いの土手や崖に穴を掘って巣にします 戸建ての民家よりもコンクリートなどで出来た大きな建物に巣を作る傾向があります 巣の入口に羽毛をつける特徴があります

ツバメとイワツバメの特徴については調査ページをご覧ください。

ツバメの子育て

早ければ3月末にやってくるツバメ。巣を作ったり古巣を補修したりして、子育ては4月末から始まります。一般的に1シーズンに1から2回子育てをしますが、条件が揃えば3回子育てをすることもあります。子育ての1回目のピークは5月、2回目のピークは7月と言われています。また子育て1回あたりの産卵数は4から5個で、卵は1日に1個ずつ生んでいきます。

巣立ち間近のツバメ

ツバメの寿命

ツバメは自然環境では、平均して2から3年程度しか生きることができないと言われています。これはツバメには天敵が多く、厳しい生存競争にさらされており、多くの個体が命を落としてしまうためです。子育て中にも巣をヘビやカラスに襲われ命を落としてしまうヒナが多くいます。松本市近辺では、市街地ではカラスに襲われることが多く、市周辺部ではヘビに襲われることが多いようです。

このように野生では短命のツバメですが、飼育環境下では10年以上生きた例も報告されています。

ツバメの巣

毎年同じように巣に戻ってくるツバメですが、意外と同じツバメが同じ巣に戻ってきている訳ではないようです。同じ巣に戻ってきても寿命が短いため、パートナーの片方が命を落として入れ替わることもあり、いつの間にか違うツバメになっていることもあるようです。

ツバメの巣

ツバメのねぐら

子育てを終えたあと、ツバメはどこにいるか知っていますか?8月から9月くらいになると、ススキやヨシの草原に集まり、渡りの準備をします。そして秋が深まってくると東南アジアへ渡っていきます。

電線にとまるツバメ

みんなのツバメ調査

ここまでたくさんのツバメの秘密を書いてきましたが、まだまだ分からないことがたくさんあると思います。もしツバメについて調べている方がいらっしゃいましたら是非環境・地域エネルギー課へ情報をお寄せください。

※お寄せいただいた情報について、市から詳細をお聞きする場合があります。またいただいた情報をツバメ調査の報告で紹介させていただく場合があります。

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