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視覚障がい者の歩行課題の軽減に向けたコード化点字ブロックの実証実験を行いました
当日の様子
当日の実証実験の様子です。視覚障害者協会の会員がコード化点字ブロックをスマホのカメラで読み込み、誘導先へ歩行しました。
趣旨
障がいの有無にかかわらず社会参加しやすいまちを目指し、デジタルで視覚に障がいのある人の外出時における困難さを軽減する仕組みとして、音声で周辺の情報を提供するコード化点字ブロックの実証実験を行いました。
背景・課題
松本市の視覚障がい者人数(R3年3月31日) 568人
視覚障がい者は目的地や現在地がわからないなど日常的に困難を抱えています。
また、コロナ禍においては、街中の点字や手摺が使用できないため情報を得るための手段が減少する、同行援護の支援を受けられないなどの影響を受けている人もいます。
実施概要
コード化点字ブロックをスマートフォンアプリで読み取り、スマートフォンから流れる音声案内に従って歩行する体験を行う中で、システムの有用性や改善点を探ったものです。
※コード化点字ブロックとは、黒点や矢印をつけて点字ブロックをコード化したものです。スマートフォンアプリで読み取ることで、周辺の情報を音声で伝えることができます。コードは4方向からの読み取りに対応しています。
日程
令和3年8月24日(火曜日) 第1部:午後3時から 第2部:午後4時から
午後4時20分頃に臥雲市長も体験しました。
会場
松本市役所東庁舎1階
協力者
松本視覚障害者福祉協会(体験への参加)
金沢工業大学 工学部 情報工学科 松井くにお教授(技術的助言)
W&Mシステムズ合同会社(システム管理・運用)
信州ファンドレイジングチーム(サポート人員の確保)
株式会社ドコモCS長野支店(スマートフォン端末の貸出)