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『白板』地区って、どんなところ?

更新日:2022年9月30日更新 印刷ページ表示

白板地区の概要は

場所は

白板地区は、松本市の北西部に位置しています。東はこまくさ道路、西は田川・奈良井川、南は女鳥羽川、北は城山丘陵南端に囲まれた区域です。北部の丘陵地と南部の河川が合流する低地と、標高差の大きな地域です。
城山丘陵のふもとには、松本市の風致地区にも指定されている、眺望の良い傾斜地を生かした閑静な住宅街が広がっています。地区の南側は、松本駅や中心市街地に近いこともあり、近年はマンションやホテルの建設が進んでいます。また、松本駅の北側等には、商業・業務施設、工業施設が集積しています。

沿革は

江戸時代、白板地区は筑摩郡庄内組に属する蟻ケ崎村・宮渕村・白板村の3村でした。
明治8年(1875年)、筑摩県筑摩郡の渚村・白板村・宮渕村・蟻ヶ崎村・桐村が合併し、筑摩県深志村となりました。明治9年(1876年)には、筑摩県が長野県に所属。長野県深志村となりました。明治12年(1879年)には、郡区町村編成法施行に伴い、長野県東筑摩郡深志村となりました。明治14年(1881年)には合併した村が分割され、渚村・白板村・宮渕村・蟻ヶ崎村・桐村に戻りました。
明治22年(1889年)、町村法の施行により、南深志町・北深志町・旧深志村・筑摩村の一部で松本町が発足しました。
明治40年(1907年)の市制施行に伴い、松本町が松本市となりました。大正3年(1914年)、松本市内の区画整備が行われ、現在の町会となりました。白板地区内の町会は、以前からの蟻ヶ崎・白板・宮渕と、3村から分割された放光寺・宮渕新橋・宮崎町・城西町・駒町・巴町・折井町が加わりました。その後、白板は南・中・宮本に、宮渕は本村・日向・東に、蟻ヶ崎は西・東・台に分かれ蟻ケ崎西が白板地区となりました。
新公民館落成記念『文化育む町=白板』から(以下同様)

歴史は

城山の南側から東側のなだらかな傾斜地は城山腰と言われ、石器時代から弥生時代、古墳時代までの遺物・遺跡・墳墓が多数発掘されています。この場所に白板地区は誕生しました。
ただし、縄文時代の住居跡は発掘されていません。住居跡としては「宮渕本村遺跡の弥生時代竪穴住居11」と「城山腰遺跡の竪穴式住居跡2」、「蟻ヶ崎遺跡の奈良・平安時代の竪穴住居」が発掘されています。
地区内で出土された有名な遺物は、宮渕本村遺跡の「銅鐸の紐」、開き松古墳の「眉庇付冑(鉄製)」、猿田彦神社東の畑から「極楽寺と封印された鰐口(仏具)」と「蝶形磐(楽器)」です。いずれも、使用人物や由来など、詳しいことはわかっていません。
深志城(現在の国宝松本城)が築城される前の女鳥羽川は、現在の大門沢のあたりを流れていました。奈良井川は、現在とほぼ同じです。宮渕本村の近くは、かなり西側に蛇行していたと言われています。
稲作は、女鳥羽川の北から奈良井川の東低湿地帯で作られ、宮渕本村の集落が発展していきました。宮渕地籍の初見は応永7年(1400年)であり、蟻ヶ崎が出てくるのは天文21年(1552年)、小笠原長時の建仁寺への請願文でした。
江戸時代は、府中から今町・宮渕・新橋で奈良井川を越え波田・野麦方面へ、北へ下って下平瀬で奈良井川・梓川を越え豊科・大町方面へ、さらに北へ下って熊倉から奈良井川を越え豊科への道があり、宮渕日向には茶屋があったと言われています。川越えは渡しでしたが、正保元年(1644年)に平瀬橋、明暦1年(1655年)に熊倉橋、元禄2年(1689年)には新橋が開通しました。熊倉橋は何度も洪水被害に遭い、再び渡しに戻りました。天保3年(1834年)には、昭和13年(1938年)まで続いた「犀川通船」が通りました。
大正5年(1916年)には、松本から大町までの信濃鉄道が開設され、北松本駅周辺はじめ白板地区は大変にぎわいました。

白板地区を紹介したパンフレット類

誰もが気軽に手に取り、地域の情報を知ることができる「地域学習テキスト」です。
このテキストは、地域住民等で組織された編集委員会により、地区の歴史・自然・文化・地域活動などについて、住民の視点からアイデアを出し合い、A4版24ページにまとめました。
地域を知る資料として、ご活用ください。

『ようこそ白板地区へ』[PDFファイル/579KB]

はじめて松本市に転入する方などを対象として、地区の行事や町会の一時集合場所、避難所をお知らせしています。
地域づくりセンターの場所が簡単にわかるよう「QRコード」も掲載しています。このページのトップに戻る

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