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食中毒を予防しましょう

更新日:2024年9月20日更新 印刷ページ表示

家庭でつくるお弁当、食中毒対策できていますか?

調理して食べるまでに時間を要するお弁当には、食中毒のリスクが潜んでいます。

動画で予防のポイントを確認してみましょう。

音声:音読さん

その他の食中毒予防啓発動画

画像をクリックすると松本市公式ユーチューブチャンネルに移行して動画が再生されます。

食中毒予防動画一覧
有毒植物の誤食に注意!スイセン<外部リンク> 全国で多発!カンピロバクター<外部リンク> 夏は腸管出血性大腸菌に注意!<外部リンク>
熱に強い毒?黄色ブドウ球菌<外部リンク> 未熟なジャガイモは要注意!<外部リンク> 魚で蕁麻疹?!ヒスタミンで食中毒!<外部リンク>
真空食品にご用心!ボツリヌス中毒<外部リンク> ウェルシュ菌<外部リンク> サルモネラ<外部リンク>
ウリ科に潜む食中毒!の巻<外部リンク> HACCPってなんだろう?<外部リンク> 実りの秋に潜む危険とは??<外部リンク>
やってみよう!家庭でできるノロウイルス対策!<外部リンク> 身近に潜むノロウイルス食中毒の巻<外部リンク>

アニサキス<外部リンク>

 今、気をつけたい食中毒情報はこちら

 食中毒は年間を通じて、注意が必要です。
 家庭における食中毒は、飲食店に次いで多く発生し、増加しています。

 食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生しています!!
 普段、当たり前にしていることが、思わぬ食中毒を引き起こすことがあるのです。

 

食中毒予防の3大原則

原則1 細菌をつけない

  • トイレの後や調理の前などには、必ず石けんで手を洗いましょう。
  • 肉や魚を切ったまな板や包丁は、洗剤でよく洗い、熱湯や塩素剤で消毒してから使いましょう。

原則2 細菌を増やさない

  • 冷蔵・冷凍保存など適切な保存方法で、細菌の増殖を阻止しましょう。
    (「栄養・温度・湿度(水分)」の条件がそろうと、細菌は増えます。)

原則3 細菌をやっつける

  • 調理をする時、残った料理を温めなおす時には、中まで十分に火を通しましょう。
    (ほとんどの細菌は、十分な加熱によって死滅します。)

食中毒を防ぐためには、手洗いが基本!!

手洗いのタイミング

  • トイレに行った後
  • 調理をする前
  • 料理を盛り付ける前
  • おむつを替えた後
  • ペットを触った後
  • ゴミを触った後 など

   まずは、石けんと流水で、丁寧かつこまめに「手洗い」をしましょう。
   面倒くさがったり、きれいに見えるから大丈夫と油断したりするのが、危険のもとです!
   
   できていますか?衛生的な手洗い(公益社団法人日本食品衛生協会)[PDFファイル/339KB]

覚えておきましょう!家庭でできる食中毒の6つのポイント

  食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生しています。
  家庭での発生では食中毒と気づかれず、重症化することもあります。家庭での食事作りでの食中毒予防のポイントを
 チェックしてみましょう。

ポイント1 購入

  • 表示のある食品は消費期限を確認し、新鮮なものを購入しましょう。
  • 冷蔵や冷凍が必要な食品は買い物の最後にし、なるべく早く帰宅して、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
賞味期限と消費期限の違いは?
  意味
賞味期限 冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したとき、おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限内においしく食べましょう。賞味期限が過ぎても食べられなくなるとは限りません。 缶詰、レトルト食品、スナック菓子など



長くは保存がきかない食品に表示してあります。開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。消費期限内に食べるようにしましょう。 サンドイッチ、豆腐、生菓子など

ポイント1 購入の画像
(農林水産省ホームページより抜粋)

ポイント2 保存

  • 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。目安は7割程度です。
  • 冷蔵庫内は、定期的に整理・清掃をしましょう。
  • 松本市では、毎月10日を「エコクッキングデー」、30日を「冷蔵庫クリーンアップデー」とし、調理や冷蔵庫内を見直す取組み(30・10運動)を推進しています。食品ロスの削減につながります。
  • 肉や魚はビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫内のほかの食品に肉汁などがつかないようにしましょう。

ポイント3 下準備

  • 包丁やまな板は、切る順番がポイントです。野菜・果物→魚・肉の順に処理しましょう。
    まな板の面を使い分けることもポイントです。複数のまな板を用意しましょう。
  • 冷凍食品は使う分だけ解凍し、一度解凍した食品は再冷凍しないようにしましょう。

ポイント4 調理

  • 食品を加熱するときは、中心の温度が85~90度で、90秒以上加熱しましょう。

ポイント5 食事

  • 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛り付けましょう。
  • 出来上がった料理は室温で長く放置せず、すぐに食べましょう

調理器具などの消毒方法

煮沸・熱湯消毒
  • 対象:包丁、ふきん
  • 方法:85度以上で1分以上、煮沸するか、熱湯をかける。
塩素系漂白剤で消毒
  • 対象:塩素消毒ができるもの(まな板など)
  • 方法:表記に従い消毒液を作り、10分程度漬け置きをする。
  • 薬剤が残らないようによく流しましょう。金属を腐食したり布製品が色落ちすることもあるので、注意しましょう。

ポイント6 残った食品

  • 食べずに放置した時間が長い料理は、思い切って捨てましょう
  • 大量に残った食品を保存するときは、早く冷えるように底の浅い容器に小分けして、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。

食中毒の原因について

 食中毒の原因としては、細菌、ウイルス、自然毒、化学物質、寄生虫などさまざまなものがあり、食べてから症状が出るまでの期間やその症状、また予防方法も異なります。

分類 代表的な原因物質
細菌 感染型 カンピロバクター、サルモネラ、陽炎ビブリオ、病原性大腸菌など
毒素型 腸管出血性大腸菌、黄色ブドウ球菌、ウエルシュ菌、セレウス菌、ボツリヌス菌など
ウイルス ノロウイルス、A型肝炎ウイルスなど
化学物質 農薬、有害金属、PCBなど
自然毒 植物性 毒キノコ、カビ毒、シアン豆など
動物性 フグ毒、貝毒など
その他 寄生虫(アニサキス、クドア)、アレルギー様物質(ヒスタミン)など
原因物質 主な原因食品 予防のポイント 症状 潜伏期間
カンピロバクター ・十分に加熱されていない肉(特に鶏肉
・生野菜
・井戸水、わき水
・食材の中心まで十分に加熱する。
・サラダなど生で食べるものとは別に調理する。
・鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒する。
下痢、腹痛、発熱、嘔吐、頭痛、吐き気など
※感染して数週間後に「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があることが指摘されています。
2日~7日
サルモネラ ・十分に加熱されていない卵、肉、魚
(ペット、ネズミ、昆虫)
・生の卵や肉に触った後はその都度しっかりと手を洗う。また、 調理器具についてもその都度洗浄する。
・食材の中心まで十分に加熱する。
・卵は冷蔵保存する。
・ペット等に触れた後は、十分に手を洗う。
下痢、腹痛、嘔吐、発熱など 12時間~48時間
腸炎ビブリオ ・生の魚や貝などの魚介類
 刺身や寿司など
・魚介類は、調理前に水道水(流水)でよく洗って菌を洗い流す。
・魚介類に使った調理器具は、洗浄・消毒を行う。
・わずかな時間でも冷蔵庫で保管する。
激しい腹痛や下痢など 12時間前後
腸管出血性大腸菌 ・十分に加熱されていない肉
・生野菜
・井戸水、わき水
・肉の中心まで十分に加熱する。
・焼き肉等の際は、生肉用のトングや専用の箸を用意して、喫食する箸とは分ける。
・生で野菜を食べる場合は、よく洗う。
腹痛、下痢、血が多く混ざった下痢など
※溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発し、重症の場合は死に至ることもあります。
1日~14日
黄色ブドウ球菌 ・おにぎり、寿司、卵、乳などの調理加工品及び菓子類など ・手指の洗浄・消毒を十分に行うこと。
・手指に傷がある場合は、食品に直接触れたり、素手で調理をしない。
悪心、嘔吐、下痢など 30分~6時間
ウエルシュ菌 ・カレー、シチュー、スープ等の煮込み料理、旅館等での複合調理食品(大量調理品) ・食材の中心まで十分に加熱する。
・加熱後は速やかに冷却し、冷蔵保存する。
腹痛、下痢など 6時間~18時間
セレウス菌
(嘔吐型)
・穀類及びその加工品(チャーハン、ピラフ、焼きそば、スパゲッティなど)など ・米飯やめん類の作り置きしない。
・保存する場合は、55度以上で保温するか、小分けして速やかに冷蔵庫等で低温保存すること。また、保存期間は短くする。
悪心、嘔吐など 30分~6時間
ノロウイルス ・二枚貝(カキなど)
・二次汚染された食品
・手をしっかり洗う。
(特にトイレ後、調理・食事の前)
・食材の中心まで十分に加熱する(85℃1分)。
・カキなど食中毒の原因になる食材を生で食べない。
・胃腸炎症状がある時は調理を控える。
(他者への提供は行わない)
嘔気・嘔吐、下痢、腹痛及び発熱など 24時間~48時間

食中毒かな?と思ったら

  • 医療機関を受診しましょう。
  • 症状をチェックし、家族など同時に同じ食品を食べた人の様子も見ましょう。
  • 嘔吐や下痢があるときは、脱水症状を防ぐため、水分補給をしましょう。ただし、医師の診察を受けるまでは、勝手に下痢止めや胃腸薬を飲むのは控えましょう。
  • うつらない、うつさないために、トイレの後、便や吐いた物にさわった後には、よく手洗いと消毒をしましょう。
  • 食中毒にかかっているおそれのある人が使った食器や調理器具は、洗剤で洗うだけでなく、熱湯をかけて消毒をしましょう。また、下着・衣類は別に洗いましょう。
  • 布団等は、天日干しをしたり、シーツ・カバーなどはこまめに洗濯しましょう。
  • 食中毒にかかっているおそれのある人は、家族の後にお風呂に入るようにしましょう。また、湯船のお湯は毎日変え、残り湯を洗濯に使うのはやめましょう。このページのトップに戻る
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