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HIV/エイズについて

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

「HIV」と「エイズ」の違い

「HIV」とは、ヒト免疫不全ウイルスのことをいいます。HIVは免疫のしくみの中心である白血球(リンパ球)などに感染し、病気から身を守っている免疫力を壊してしまいます。HIVに感染してもすぐにエイズを発症するわけではありません。

「エイズ」とは、後天性免疫不全症候群のことです。エイズとは、HIVに感染し進行することで免疫の機能がうまく働かなくなりさまざまな合併症が出た状態のことをいいます。合併症には、正常な免疫力を持つ方では発症しないような病原体による感染症(日和見感染症)や悪性腫瘍などがあります。

感染経路について

HIVの感染経路は、性行為による感染、血液感染、母子感染の3つがあります。
いずれもHIVに感染した人の多量のウイルスを含む体液(血液、精液、膣分泌物、母乳など)が粘膜や皮膚の傷口から血液の中に入って感染します。HIVは汗や唾液、尿からは感染しません。HIVに感染した人と日常生活を送る中で感染することはまずありません。

症状・経過について

※感染から発病までの経過(治療を受けなかった場合)

感染から2週間前後

感染者の約2~3割に、発熱・喉の痛み等インフルエンザに似た症状が出ます。(症状が出ない場合もあります)。

感染後数年から10数年間

無症状の時期が続きます。

発症後

体内でHIVが増加するに伴い、免疫力が徐々に低下し、急激な体重減少、目立つ寝汗、下痢が続く等の症状が現れます。
また、健康な人であればなんともない菌やウイルスでさまざまな疾患が起こり(日和見感染症)、その疾患が「エイズ指標疾患」にあてはまると、「エイズ発病」となります。

HIVの感染を予防するには

HIVは感染力の弱いウイルスで、「性行為による感染」「血液感染」「母子感染」以外ではうつりません。学校や職場での日常生活で感染することもほぼありません。

性行為に関する注意点

  • 性交渉の際はコンドームを正しく使用する
  • コンドームは品質保証されたもの、使用期限内のものを使用する
  • ワセリンやオイルはコンドームを傷めるので使用しない
  • 肛門性交など出血を伴うようなセックスにもコンドームを使用する

血液に関する注意点

  • 血液がつく可能性の高いものの共有を避ける(カミソリ、ピアス、歯ブラシなど)
  • 他人の血液に触れた場合には、すぐに石けんを用いて流水で十分に洗い流す

レッドリボンについて

レッドリボンは、エイズへの理解と支援の象徴として使われています。
「レッドリボン」(赤いリボン)は、元々ヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。レッドリボンがエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わり頃でした。この頃、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達にもエイズが広がり、エイズに倒れて死んでいくアーティスト達にもエイズが広がり、エイズに倒れて死んでいくアーティスト達が増えていました。そうした仲間に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すために、「赤いリボン」をシンボルにした運動が始まりました。
レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによってエイズをみんなで考えましょう。

レッドリボンの画像
レッドリボン

検査について

HIVに感染しても、適切な治療を行いエイズの発症を防ぐことで通常の生活を送ることができます。そのためHIV検査を受けて早期発見をすることがとても重要です。

松本市保健所では、HIV検査を実施しています。詳しくは、下記のリンクをご覧ください。
HIV検査について
※感染初期には検査が陽性にならない時期(ウィンドウ期)があります。感染の可能性がある機会から3カ月以上たってから検査を受けましょう。このページのトップに戻る


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