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幼稚園の食育
幼児期における食事は、生涯にわたる健康づくりの基礎と言われています。幼稚園では、毎日の食事を食育の基本と考え、子ども達の健やかな心身の成長を願って提供をしています。
楽しく食べる子どもに~食を通して期待する子どもの姿~
お腹がすくリズムのもてる子ども・・・いっぱい遊んで空腹に!
食べたいもの、好きなものが増える子ども・・・食べたことのない食材にもチャレンジ。
一緒に食べたい人がいる子ども・・・お友だちや先生と食べる食事はおいしいね。
食事づくり、準備に関わる子ども・・・給食当番活動、調理保育なども実施。
市立幼稚園給食の特長
- 食品の数をなるべく多くし、季節感(旬)も大切にしています。
- 食材はなるべく地元のものを使用しています。
- 味付けは薄味で、素材(食材)の持ち味を大切にしています。
- 化学調味料や加工品はできるだけ使わないようにしています。
だしは天然のもの(煮干し・かつお節・がら等)を使用しています。 - 食事の組み合わせ(和・洋・中)を大切にしています。
(和食の良さも伝えていくために、週4回は主食をご飯にしています。) - 子どもの好みとバランスをとりながら、食事が楽しいものとなるように配慮しています。
- サイクルメニュー(月に同じ献立を2回提供すること)を実施しています。1回目に食べられなかった料理や食材も、2回目には食べることができるようになっていきます。
- デザートとして、ゼリー等の手作りの物も取り入れています。
- 郷土食や行事食も取り入れ、その由来やいわれなどの伝承を大切にしています。
食事内容
成長が盛んな時期には、特にバランスのとれた食生活が大切になります。給食では、子ども達が1日に必要な栄養量のおよそ3分の1を摂るようにしています。
毎日の給食を基本に、このような食育を実施しています
市立幼稚園では、「食育年間計画」を作成して、食育を実施しています。子ども達が、健康で楽しい食生活を送れるよう、家庭と連携を取り合いながら、進めていきたいと思っています。
保育園・幼稚園における食育の推進[PDFファイル/250KB]
給食だより・献立表
毎月末に家庭に配布します。給食レシピも掲載していますので、参考にしてみてください。
ホームページへも掲載しています。
給食展示(サンプルケース)
毎日の給食を降園時に展示しています。
月に2回程度、給食のレシピも給食展示の際に配布しています。
畑作り(野菜づくり)
トマト、きゅうり、なすなど、いろいろな野菜を作ります。収穫した野菜は、給食に取り入れることもあります。
畑で採れた大根も使って、親子で根菜汁を作りました。
給食試食会(給食参観)
保護者の方に、子ども達の給食様子を見てもらい、給食を知ってもらう良い機会です。
子どもの食事・親子講座
パネルシアターなどの食育と、親子で簡単な調理をする講座です。(保育課主催)
歯科・栄養教室
子ども達と保護者の方を対象に、保健師・歯科衛生士・管理栄養士が劇や話をします。(保育課主催)
歯科・栄養教室での劇や保護者向け講話の様子です。この時の劇のテーマは「親子でよく噛み、よいお口 ごっくんの前にあと5回」でした。お口じゃんけんなどを紹介しました。
楽しく食育~毎日の給食や遊びを通して~
松本市保育園・幼稚園給食委員会(園長・主任保育士または教諭・保育士・教諭・調理員の代表と、保育課指導担当係長・管理栄養士で構成)では、献立の検討・反省の他、毎年給食に関する研究を行っています。3色いろ分け媒体、食育カルタ、体操などもこの委員会の研究で作製しました。
【3色いろ分け媒体】(写真上)
その日の給食に使われている食材を、
「熱や力になるもの(黄色):ほかほかアルプちゃん」
「血や肉になるもの(赤色):パワーアルプちゃん」
「体の調子を整えるもの(緑色):げんきアルプちゃん」
の3つの働きに分けて示すボードを作製しました。
毎日の給食の食材を掲示しています。
【食育カルタ】(写真下)
保育課と各園で、読み札の言葉と、それに合わせた絵札を作製しました。
~読み札の紹介~
- ま・・・まつもとの やさいつかった おいしいきゅうしょく
- つ・・・つぎつぎに みのる おやさい うれしいな
- も・・・もういっぱい おおきなこえで おかわりを
- と・・・ともだちと たべる ごはんは おいしいね
アルプちゃんげんき100倍体操
子どもたちが遊びを通して食べ物に興味をもってもらえるように、体操を考えました。
アルプちゃんげんき100倍体操[PDFファイル/151KB]
まつもとの食育
松本市の食育については、“まつもとの食育”をご覧ください。