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分散型市役所の具体的な案をとりまとめました

更新日:2022年2月21日更新 印刷ページ表示

令和4年1月12日 議員協議会に協議し、継続協議と集約されました。
今後、当日のご意見やご質問などを踏まえ、議論を深めていく予定です。

具体的な案の検討に当たって

  1. 令和2年度は、計画見直しに着手するため、見直しの考え方や見直しに当たり必要な検討事項等を整理するとともに、特別委員会の求めに応じ、分散型市役所のイメージ、現在の基本計画との比較等を示し、議論してきました。
  2. 加えて、市役所組織の再編や、地域づくりセンターの権限強化、エリアマネジメントといった新たな取組みと同時並行で、分散型市役所を想定した新庁舎の考え方や、本庁舎及び分庁舎(総合支所)として想定する機能等を検討してきました。
  3. 具体的な案を検討するに当たっては、こうした経過を踏まえつつ、改めて「市役所」とは何かというところまで立ち戻った上で、DX・デジタル化や新型コロナウイルス感染症による社会の変化を見据えた、これからの時代に必要な「市役所庁舎」というものを考え、整理しました。
  4. 新型コロナウイルス感染症への対応等により、新庁舎建設事業の優先度は下がっているものの、そもそも新庁舎建設事業は、現庁舎の老朽化に伴い実施するものであり、可能な限り早期に着手することが必要であると考えています。

基本的な考え方

 市役所新庁舎の建設は、現在の庁舎が抱える「老朽化、狭あい化、景観形成基準(高さ制限)の既存不適格といったハード的な問題」や、「利便性の低下、不十分なセキュリティ対策、社会情勢の変化への対応といったソフト的な問題」を解決するために取り組むものであり、何よりも、市民や職員の安全・安心を守り、市民サービスの向上を図るという目的に変わりはありません。
 一方で、時代が大きな転換期を迎えている今、DX・デジタル化によるデジタル市役所の構築等を前提として、以下の視点を持って目的達成の手段を見直すことにより、これからの時代に相応しい市役所の実現を目指します。

更なる市民サービスの向上

身近な場所で、質の高い行政サービスを提供し、あらゆる手続きや相談を可能にする、新たなワンストップサービスの構築

松本のまちの「シンカ」

まちづくり全体と関連事業の進展を見据えた、行政機能の再配置

整備コストの削減

規模のスリム化や整備手法の見直しによる、整備コストの削減

分散型市役所の具体的な案

骨子

1.本庁舎の場所は、現在地とします。ただし、本庁の機能を見直し、規模をスリム化した上で、現在の東庁舎側だけに建設します。

古からの政治・経済・文化の中心地として、引き続き、まちづくりにおける重要な役割を果たすとともに、三の丸エリアの魅力向上、にぎわい創出に繋げます。

2.独立した議会棟を建設し、一部を駐車場とします。

議会の独立性を確保、敷地の有効活用を図るとともに、「仮庁舎や仮事務スペース」を必要としない「建替手順」を実現し、経費削減を図ります。

3.地域づくりセンターの機能を強化し、住民自治支援を更に推進します。

最も身近な拠点として、市民の暮らしを支え、地域の活動を支援するとともに、35地区、それぞれの特色を生かしたまちづくりを推進します。

4.窓口はオンライン化し、あらゆる相談を可能にします。

支所・出張所の窓口を含め、どこのどの窓口でも(自宅でも)ワンストップで、あらゆる相談(手続き)を可能とすることにより、市民の利便性向上を図ります。

5.交通結節点の整備に合わせ、松本駅前に行政機能を配置します。

多くの市民が利用する交通結節点に、窓口等の行政機能を配置することで、利便性向上を図るとともに、交流や人流の起点として、にぎわい創出に繋げます。

6.人口の重心や交通網の整備等を考慮し、南松本の市有地に分庁舎を建設します。

周辺の既存施設と合わせ、子育て、教育、健康福祉の拠点として位置付け、市民の利便性向上を図ります。

7.大手事務所を始め、市内に点在する行政施設については、引き続き、有効活用を図ります。

公共施設等総合管理計画の下、施設の適正かつ適切な維持管理に努めます。
また、短期的な執務室には、民間の遊休施設等の活用も検討します。

分散型市役所のイメージ図

基本的な考え方と具体的な案の整理

基本的な考え方と具体的な案の整理の画像

参考

本庁舎の配置イメージ

本庁舎の配置イメージの画像

建替え手順

  1. 現在の東庁舎駐車場(南北のいずれか)に議会棟を建設
  2. 並行して、南松本に分庁舎を建設、松本駅前にスペースを確保
  3. 現在の東庁舎から、議会棟、南松本分庁舎、松本駅前等へ分散移転
  4. 移転完了後、現在の東庁舎を解体し、新たな本庁舎を建設
  5. 現在の本庁舎から、新たな本庁舎に移転
  6. 移転完了後、現在の本庁舎を解体し、新庁舎建設事業は完了
  7. その後、現在の本庁舎敷地は、三の丸エリアビジョンで示す方向性に沿って整備、活用

「松本城三の丸エリアビジョン」(骨子案)における位置付け

三の丸エリアビジョンにおける位置づけこのページのトップに戻る


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