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市議会だより/令和2年4月1日号/Vol.189

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

市議会だよりの編集は、広報部会の議会だより編集班で行っています。

テキスト版 市議会だより

中核市の指定に向け、総務大臣へ申し出を行うことを可決

令和2年2月定例会は2月14日から3月6日までの会期22日間で開かれました。
市長から提出された70件の議案のほか、1件の請願を審議し、それぞれ議決しました。

一般質問ハイライト

誠の会

感染症に対応したBCP(業務継続計画)の策定を

小林あや 感染症が発生した場合のBCP策定の予定は。またインフォデミック(注釈1)対策について対応は。
健康福祉部長 感染症に関するBCPは策定していないため、在宅勤務等による人員確保の手段を研究し、必要な業務体制を構築するなど、策定について検討していく。インフォデミック対策については、市のホームページなどで感染症に関する知識や情報を共有するほか、保健師などが地区へ出向いた際、予防対策を周知するなど、正しい情報の普及啓発に努める。

(注釈1)インフォデミック
デマや誤った情報が急激に拡散する状況

動物愛護の推進体制の構築

小林あや 中核市移行に伴い、動物愛護に関する条例の制定や管理計画の策定、動物愛護推進員の委嘱及び推進連絡協議会の設置など、動物愛護施策の枠組みづくりが必要と考えるが見解は。
環境部長 当面、県が平成20年に策定した「長野県動物愛護管理推進計画」に基づいて事業を推進する。施策の枠組みづくりについては、第二段階保健所(注釈2)の設置方針を見据えながら取り組んでいく。

(注釈2)第二段階保健所
中核市移行に伴う保健所の設置は二段階方式としており、第一段階保健所は、令和3年度に、県松本合同庁舎の一部を借用して設置し、そこで、動物の愛護及び管理に関する事務を所管することとしている。第二段階保健所は、令和8年度に、市役所新庁舎に設置することとしているが、犬猫保護施設は庁舎内に含めず、庁外に設置することとしている。

市長4期16年の総括と今後への期待

犬飼信雄 4期16年の市政運営について、市民の多くが高く評価しているが、市長自身の評価は。また、次期市長には何を期待するか。
市長 16年間ぶれずに「地方から国を動かそう」という思いのもと、「健康」を切り口としたまちづくりを市民と共に粘り強く取り組んできたことについては「お前、よく耐えたな。」と一定の及第点を付けても良いと考える。次期市長には「市民、議会、職員の声をよく聞き、『本物のまちづくり』に力を注ぐプロフェッショナルになってください」とエールを送りたい。

市政継続に対する市長の思い

太田更三 (1)三大建設事業(博物館・市役所新庁舎・市立病院)継続への思いは。(2)「量から質」への発想転換はどのような思いからか。(3)今後に望む都市像は。
市長 (1)重要諸課題の道筋を継続し、着実かつ円滑に進捗を図ることが重要であると考える。(2)超少子高齢型人口減少社会における発展は、自分なりの生き方を問う「成熟」の中にあり、真の豊かさや質を備えた「本物のまちづくり」をしたいとの思いから。(3)松本の普遍的価値やかけがえのない財産を継承してほしい。

市長の政治理念と松本の発展

太田更三 (1)政治の「しがらみ」の中での政治理念は。(2)世界一級の研究を松本から応援することが、本市のさらなる発展につながるのでは。(3)「松本新幹線」により、東京で働きながら松本暮らしが実現すると考えるが見解は。
市長 (1)イデオロギーや政治思想を持ち込まず、「市民が主役」を基本姿勢にバランスのよい市政運営に当たってきた。(2)地球規模で考え、地方から行動するという自分の考えと相通じている。(3)松本で働き、生きがいを持って松本で暮らす姿を目指した「健康寿命延伸都市・松本」の創造に取り組んできた。道筋の違いはあるが、活力ある松本を創りたい気持ちは同じであると感じている。

公明党

伝統工芸等後継者育成助成金の増額を

内田麻美 本市の支給額は月額2万円で2年を限度としているが、月額10~15万円を5年間と手厚い補助をしている自治体もある。助成金を増額する考えは。
商工観光部長 助成額の大きな自治体では、補助する伝統産業の対象を限定しているが、本市ではそうした条件を設けず、幅広い分野を対象に助成を行ってきた。増額に関しては、他市の事例も参考に、松本ものづくり伝承塾実行委員会の中で研究していく。

図書館でSDGsの企画展示を

勝野智行 SDGsの市民認知度向上のため、言葉だけでなく中身についても理解が深まるような展示企画展を開催してはどうか。
教育部長 SDGsの達成に向け、図書館としての役割を果たすためにも、多くの市民がSDGsを理解し、主体的な一歩を踏み出すきっかけづくりとして、令和2年度に実施をする。

SDGsと行政

近藤晴彦 市政を執行していく上で、SDGsの取組みについて、どのように捉えているか。今後の市政への期待も含めて伺う。
市長 目指すべき将来の都市像として掲げてきた「健康寿命延伸都市・松本」の創造とSDGsの理念は、まさに合致しているものと捉えている。どなたが市長になろうとも、地球規模で考え、地方から行動を起こすことを意識して、SDGsや持続可能なまちづくりに取り組んでいくことを期待している。

町内公民館整備補助金限度額の引上げを

近藤晴彦 町会活動の拠点である町内公民館の改築・新築を計画する町会にとって、資金確保は大きな課題である。補助金限度額を引き上げる考えは。
教育部長 既存建物の改修要望が多い現状では、改築や新築に限った限度額の引上げは難しい。しかし、公民館老朽化に伴う大規模工事への対応や福祉関連整備の充実などの課題は十分認識しているので、町会の声を聞きながら、補助制度全体の中で必要な検討を進めていく。

開明

AIチャットボット(注釈3)の導入を

今井ゆうすけ 市民からの問い合わせに24時間対応でき、市民の利便性向上と職員の事務処理削減につながるが、導入する考えは。
総務部長 AIチャットボットについて研究を進めてきた結果、本市単独で導入するよりもAIの学習スピードの向上が期待できる、クラウド型AIチャットボット(他市との共同利用)を令和2年度から試験導入する。今後は、効果及び課題を検証し、本格導入に向けて準備を進めていく。

(注釈3)AIチャットボット
チャット(会話)とボット(ロボット)を組み合わせた言葉で、AI(人工知能)を活用した、自動会話を行うコンピュータープログラムのこと

若年者の自殺

今井ゆうすけ 長野県において、未成年の自殺率は全国ワーストであり、本市においても若者の自殺率は高い。この現状をどのように捉えているか。
健康福祉部長 大変深刻な憂慮すべき状況であると認識している。「第2期自殺予防対策推進計画」に基づき対策に取り組んでいるが、個々の本質的な原因までは究明できていない現状の中、より継続的な取組みが重要と考える。自殺の背景には社会的要因があることを踏まえ、社会全体の問題として取り組んでいく。

安曇地区大野川区に市営バスの運行を

上條敦重 当地区では通学時間帯に利用できる公共交通機関がないため、家族と離れてアパートや寮で暮らす高校生が多数いる。自宅から通学できるよう、市営バスの運行ができないか。
建設部長 奈川地区からは、市営バス奈川線が、朝夕、地区内と新島々駅の間を運行しているため、大野川区から奈川度ダムまでの交通手段が確保できれば通学が可能となる。まずは地域の要望を伺い、市と地域が連携して知恵を絞り、地域にあった公共交通を検討していく。

外国人登山客への情報提供

上條敦重 安全に登山するための登山道、積雪、装備、ルール、山小屋などの情報提供はどのように行われているか。
商工観光部長 県のホームページでは、安全登山に必要なルールなどが多言語で掲載されており、気象や登山道などの情報は山小屋などが発信している(日本語のみ)。そのほか、「北アルプス南部地区遭難防止対策協会」でも、登山相談所の開設などにより、外国人も含めた安全登山の情報を提供している。また、現地の気象情報などについては、目的地近辺の山小屋への問い合わせを案内している。

令和9年の国体を見据えた都市計画

上條温 松本平広域公園周辺と松本駅周辺の整備を、都市計画マスタープラン見直しの中でどのように検討していくのか。また、JR東日本との間で締結された協定の進捗状況は。
建設部長 松本平広域公園周辺については、国体開催などを見据えた必要な施設配置が可能となるよう見直しを進める。松本駅周辺については、中心市街地のまちづくり方針の見直しを大事な視点として検討する。駅開発計画に関し、JR東日本からは具体的な整備内容は示されていないが、地域活性化に資する施設や行政機能の設置などを含め、積極的に提案している。

町内公民館整備補助金の充実を

上條温 大小さまざまな規模の町会があることから、町会規模に応じた補助金額となるよう、一定の均等割に加え、世帯数に応じた世帯割を加味するなど制度改正を検討できないか。
教育部長 時代に即した補助制度が必要であると認識している。補助制度全体を検討する中で、均等割、世帯割についても併せて検討していく。

中核市移行によるメリットは

川久保文良 新庁舎内に保健所を設置するメリットを世代ごと具体的に伺う。
中核市推進室長 感染症対策を一例にすると、子どもと子育て世代には、保育園・学校などでの感染症の啓発や情報提供により、安心できる子育てへの支援、働く世代には、企業などへの感染予防の周知啓発により、きめ細やかな対策が可能となる。特に配慮が必要な高齢者世代には、社会福祉施設への実地指導により、集団発生の恐れのある高齢者施設への対策強化が可能となる。保健福祉施策と保健所が実施する感染症対策とを融合し、より効果の高い取組みを進めていく。

令和3年度から中核市へ移行する必要性

川久保文良 このタイミングで中核市に移行し、新庁舎へ保健所を移設するまでの約6年間のために、1億5,621万円の費用を投入する必要性は。
市長 自然災害や新たな感染症への対策、食の安全確保など、多様化し複雑化する市民の命と健康に対する危機管理は、今後より一層迅速かつ的確な対応が求められる。科学的な根拠を持って説明できず深く悩むところであるが、いち早く移行することは、市民ニーズや地域課題に対し、主体的に行政運営を進めるためにも必要であり、市民の命や安全を迅速かつ確実に守る体制を早期に確立したいという強い願いをご理解いただきたい。

日本共産党松本市議団

教職員への1年単位の変形時間労働制(注釈4)の導入

塩原孝子 制度についてどのように捉えているか。また、導入により深刻な労働実態になる恐れがあるが導入の是非は。
教育部長 休日の増加による労働者のゆとりの創造や時間外・休日労働の減少により、総労働時間の短縮を目的としているが、学校では業務内容が削減されるわけではないため、労働時間の短縮にならず、働き方の改善に直結しないなどの課題もある。導入の是非については今後の研究課題とする。

(注釈4) 1年単位の変形時間労働制
業務の繁閑がある職場において、繁忙期に長い労働時間を設定し、かつ閑散期に短い労働時間を設定することにより、効率的に労働時間を配分して、年間の総労働時間の短縮を図ることを目的としたもの

高齢者虐待対応の体制強化を

塩原孝子 県弁護士会及び県社会福祉士会の虐待対応専門職チーム派遣事業を活用することで体制強化が図れると考えるが見解は。
健康福祉部長 すでに弁護士の支援を受けているが、必要に応じ専門職チームとしての活用も考えている。また、社会福祉士についても、庁内及び地域包括支援センターに在籍しているため、相互に相談や事例の検証を重ね、社会福祉士の専門性の向上を図りながら体制強化を進めていく。

小中学校内における洋式トイレの整備を

澤田佐久子 東京都では、2020年度までに小中学校のトイレの洋式化率を8割にすることを目標としている。本市でも、目標を設定し洋式化を進めるべきと考えるが見解は。
教育部長 大規模な改修が必要になることなどから、現在進めている学校施設の長寿命化計画に基づく改修の中で検討するとしていたが、多くの議員やPTAからの要望もあるため、整備時期や方法などについて、改めて検討すべきと考えている。

土曜保育の拠点化

犬飼明美 保育士の負担を軽減する利点もあるが、子どもの安心安全が最優先で、子どもにとっては通い慣れた園で保育を受けることが一番だという声も聞く。本市における拠点化の目的と取組み状況は。
こども部長 保育士の負担を軽減することにより働き方を改善し、保育の質の維持向上を図ることを目的に、対象の園や実施内容などについて検討してきた。令和元年12月からの3カ月間、園児数の少ない5園を、園児数の多い近隣の5園に、それぞれ統合する形で、10園において試行的に行っている。

政友会

地球温暖化対策

牛丸仁志 「世界首長誓約/日本」への署名に伴い、気候エネルギー行動計画を策定する予定は。また、目標達成に向けた市民の役割は。
環境部長 本市の地球温暖化対策実行計画等は誓約事項に沿うものと考える。これらの次期計画の策定において、必要事項を盛り込み、気候エネルギー行動計画として扱うこととする。市民には、危機感を持って次世代への責任ある役割を担っていただくことが肝要と考える。

自転車のまちづくり

牛丸仁志 自転車の人気が高まる中、本市の魅力を活かし、サイクルツーリズム(注釈5)の取組みを進めていくべきと考えるが見解は。
商工観光部長 有意義な事業と捉えており、現在、関係団体と連携し情報共有を行っている。道路等の環境整備やコースの沿線住民の理解が課題であるため、県と情報を共有しながら、さらに研究を深めていく。

(注釈5)サイクルツーリズム
自転車を活用した観光事業

交通公園の整備

上條俊道 長野市などでは、自転車に乗って実際の交通ルールを楽しみながら学ぶことのできる交通公園が設置されている。交通安全教育推進のため、本市でも設置を検討してはどうか。
建設部長 現在各学校で、校庭に設置した模擬交差点や校外の道路を利用した実践的な交通安全教室を行っている。今後、自転車の安全教室を行う場所がないなど小中学校からのニーズがある場合には、交通公園整備についても研究をしていく必要があると考えている。

紙おむつリサイクルへの取組み

上條俊道 パルプ材を原料とする紙おむつの焼却処分は、環境負荷が大きく、国や他自治体でもリサイクルへの動きがあるが、本市ではどのように取り組んでいくのか。
環境部長 紙おむつリサイクル処理施設が近隣にないことなどからリサイクルの取組みを見合わせてきた。森林資源への負荷軽減やCO2削減などが期待できることから、今後は、環境省が令和元年度中に策定を予定している「紙おむつリサイクルガイドライン」を参考に研究していく。

第10次基本計画の達成度は

柿澤潔 計画期間は一年残っているが、市長の達成度は。また、4期目の市政運営は起承転結の「結」となったか。
市長 第10次基本計画においては、「地域力」を基盤とし、「生きがいの仕組みづくり」を基本的な柱として据え、多彩な取組みを進めてきた。「5つの重点目標」への取組みもあり、個人としては概ね順調に仕上がっていると考えている。市政運営については、就任以来16年を振り返ると力不足で課題は残されているが、市民や議会の皆さんに支えていただき、自らの役目を全うできたという充実感と安堵感をかみしめている。

市の魅力が伝わるキャッチフレーズは

柿澤潔 市長にとって今の松本市はどの様な街に映っていて、未来に向けてどんな言葉で表すか。
市長 キャッチフレーズについては市民や議会の皆さんで色付け創りあげてもらいたいが、私の目に映る松本市のまちを端的な言葉で言い表すと、「『山高く、水清くして、風光る(注釈6)』、まさに癒されるまち、憩えるまち、安らげるまち、そして美し郷、松本のまち」という表現をもって自らの五感を大切に極上の四季を感じつつ歩んだ、愛すべきまち松本に対する私の実感である。

(注釈6)「山高く、水清くして、風光る」
松本市出身の俳人平林荘子が松本を表現して詠んだ句

無所属

町会長の負担軽減策は

横内裕治 町会長が地域づくりに取り組むためには、会議の開催時間や行事などの見直し、町会への依頼事項の削減が必要と考えるが、負担軽減について見解は。
地域づくり部長 町会長はじめ町会役員の負担軽減は大きな課題であると認識している。配布文書の削減、依頼事項の見直しなどの調整を行っているが、会議時間、行事などについても、できる限り負担にならないよう検討を進める。また、今後は負担軽減に向け、町会連合会と協働で検討を進めていく。

保健所の犬猫舎の整備

神津ゆかり 犬猫舎はどのように整備するのか。ハード面はもちろん、アニマルウェルフェア(注釈7)の観点からの運用も併せて整備すべきでは。
中核市推進室長 第一段階保健所では、県松本合同庁舎の犬猫舎の一部を借用して改修し設置する予定。犬猫が快適に過ごせるよう適正な管理に向け準備していく。第二段階保健所では、運用面も重要であると認識しており、ハード整備と併せ検討していく。

(注釈7)アニマルウェルフェア
感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な生活ができる飼育方法をめざす畜産のあり方

交通のまちづくりの取組み

上條一正 次世代交通政策(交通のまちづくり)における内環状線整備の今後の方針は。また、政策の取組み評価と今後への思いは。
建設部長 内環状線は都市計画道路の見直しに併せ令和5年度には次世代交通政策との連携方針を定め、都市計画変更を行えるように取り組む。
市長 次世代交通政策は一朝一夕には実現困難であり、「健康寿命延伸都市・松本」の普遍的な市政課題として今後も変わることなく、取組むよう願う。

令和2年度当初予算(骨格予算)1,680億2,460万円を可決!!

新規事業など政策判断を要する事業については今後の補正予算で対応へ

一般会計 895億1,000万円

特別会計 514億1,506万円

  • 霊園 1億5,372万円
  • 地域排水施設事業 9,289万円
  • 国民健康保険 230億6,320万円
  • 後期高齢者医療 33億7,434万円
  • 介護保険 229億1,599万円
  • 農業集落排水事業 1億524万円
  • 公設地方卸売市場 5億232万円
  • 市街地駐車場事業 2億7,761万円
  • 奈川観光施設事業 2億1,210万円
  • 松本城 7億1,765万円

企業会計 270億9,954万円

  • 水道事業 82億9,502万円
  • 下水道事業 124億8,576万円
  • 病院事業 58億7,209万円
  • 上高地観光施設事業 4億4,667万円

予算可決までの流れ

2月14日 本会議(開会日) 当初予算案上程

市長、財政部長等から提案理由の説明がありました。

2月14日、2月17日 当初予算説明会

各委員会での審査に先立ち、全議員が理事者から説明を受け、算出根拠や成果目標等さまざまな質疑を通じ予算案への理解を深めました。

2月28日から3月5日まで 常任委員会・特別委員会審査

所管の委員会で慎重に審査を行いました。

3月6日 本会議(閉会日) 当初予算可決

各委員長から審査結果の報告を行い、その結果を参考に議決。賛成多数で可決されました。

委員会審査の概要

当初予算に関する質疑(抜粋)

議案第44号~58号令和2年度予算 可決

総務委員会

広報業務費
質疑 広報まつもと広告料収入確保への対策は?
応答 紙面広告収入の利益率が低いため、掲載の継続についても検討が必要である。

教育民生委員会

病院事業会計 
質疑 市立病院の外来収益について、対前年度予算比で減額となっている理由は。
応答 過去3年間の実績を踏まえたものである。さらなる取組みの強化により、これまでの実績以上の収益を確保していく。

経済地域委員会

松くい虫被害対策事業費
質疑 枯損木の伐採に森林環境譲与税を活用できないか。
応答 単なる伐採だけでは活用できないが、個人の山も含めた対策ができるよう知恵を絞り財源確保に努めたい。

建設環境委員会

交通対策費
質疑 今後の交通対策全体の方針は。
応答 高齢者などの移動手段確保が重要な課題と認識している。市民と共にその地域に合った公共交通を研究・検討していきたい。

基幹博物館建設特別委員会

基幹博物館整備事業費
質疑 建設地の土地所有者への借上料について、今後の賃借料支払期間の見通しは。
応答 令和2年4月から10年間の定期借地権契約を結ぶことになるが、早期に譲渡いただけるよう、代替地確保のための用地交渉等を進めている。

市役所新庁舎建設特別委員会

新庁舎建設事業費(コンストラクションマネジメント委託料)
質疑 業務内容は。
応答 設計、発注、施工の各段階において、設計の検討や各種マネジメントを行ってもらうもので、コスト管理や品質管理、スケジュール管理に関することが主な業務となる。

中核市移行特別委員会

中核市移行事業費
質疑 当初予算を計上するに当たり、市長のいう松本らしい保健所のイメージとは?
応答 現在の保健衛生の取組みをバージョンアップするとともに、例えば感染症対策については、よりきめ細やかな体制で、市民の健康を守る、つくるということそのものが松本らしいイメージと考えている。

その他の議案などに関する質疑、意見(抜粋)

総務委員会

議案第29号「令和元年度松本市一般会計補正予算」 可決
質疑 老朽化した火の見やぐらの今後の取扱いは。
応答 市で設置したものは計画的に撤去し、町会等で設置したものは、原則設置者責任と考えるが、消防団として利用した経過があるため、費用負担を検討していきたい。

教育民生委員会

議案第29号「令和元年度松本市一般会計補正予算」 可決
児童生徒1人1台端末に向けた校内通信ネットワークの整備について
賛成意見 ICT化が進む中、市立小中学校においても積極的に推進するべきである。
反対意見 児童生徒の健康面や教育面に対して不安があり、慎重に考えるべきである。 

経済地域委員会

議案第29号「令和元年度松本市一般会計補正予算」 可決
質疑 中小企業金融対策制度資金預託金が減額補正されているが、新型コロナウイルス感染症の影響により今後増額の必要はないか。
応答 預託金については、減額後の金額でも十分対応できる見込みである。
→この後、事業者の資金繰り支援として、「新型コロナウイルス対策特別資金」が新設されました。

建設環境委員会

請願第1号「松本市に対して『気候非常事態宣言』を要請する決議を求める請願書」 継続審査
意見 本市は「世界首長誓約/日本」への署名をして間もないため、誓約に基づく取組みの推進や市民への周知啓発がまずは必要であること、また、気候非常事態宣言は比較的新しい取組みであることから、国や他自治体の動向を注視しながら、より慎重な審議が必要である。

中核市移行特別委員会

議案第66号「中核市の指定に係る申出について」 可決
令和3年4月1日の中核市移行に向け、県の同意後、総務大臣に申し出ることについて
賛成意見 身近な基礎自治体として、市民ニーズ等に対しより責任を持って行政運営を行うことで、市民サービスの向上につながる。
反対意見

  • 市民合意、財政面の影響や体制整備等について懸念がある。
  • 移行は賛成だが、食肉衛生検査所の設置に懸念があるため、令和3年の移行を遅らせるべき。

2月定例会

人事

固定資産評価審査委員会委員北澤伸一氏を選任、人権擁護委員候補者に引き続き市村はる美氏、深澤和歌子氏、新たに原とも子氏を推薦することに同意しました。

議会のうごき

  • 2月4日 エクセラン高等学校との意見交換会
  • 2月5日 中核市移行特別委員会、委員協議会(教育民生・経済地域)
  • 2月6日 市役所新庁舎建設特別委員会、委員協議会(総務・建設環境)
  • 2月7日 議会運営委員会、松本大学との意見交換会
  • 2月14日から2月17日まで 当初予算説明会
  • 2月14日から3月6日まで 2月定例会

2月6日 市役所新庁舎建設特別委員会で市役所新庁舎建設基本計画を了承!
今後は、今年度の基本計画、令和4年度からの実施設計・建設工事を経て、令和8年度内に供用開始となる予定です。

市議会をもっと身近に! 意見交換会を実施

エクセラン高等学校普通科3年生の皆さん

2月4日に、エクセラン高等学校において、「明日からできる政治参加」と題し、議員から、議会の概要や政治参加についてプレゼンテーションを行い、その後、グループに分かれ意見交換を実施しました。
意見交換の中では、「議会以外の主な仕事は何か」など議員活動に関する質問や、「災害時、公共交通がふさがり帰宅できない場合に備え、学生のための備蓄もしてほしい」など市への要望等が出されました。

松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科2~4年生、地域づくりインターン生の皆さん

2月7日に、松本大学において、「高齢者支援における現状整理」「投票率向上につながる環境整備」をテーマに意見交換を行いました。
高齢者支援については、空き家への移住支援の仕組みづくりなど、「高齢化していく地域の問題」としての視点から幅広い提案等が出されました。
また、投票率の向上については、投票所に出掛けずパソコン等を使用して投票する方法や、家族による代理投票の可能性等の議論が交わされました。

傍聴案内

本会議、委員会及び委員協議会など議会の会議は公開しており、傍聴することができます。事前予約は必要ありません。

お子様連れでも安心して傍聴いただけます

議場ロビーにある「議会こども控室」で保育士等がお子さんをお預かりします。(託児無料)

  • 対象 1歳~就学前のお子さん
  • 利用方法 利用する1週間前までに議会事務局へ電話(34-3210)でお申し込みください。

令和2年6月定例会の予定

令和2年2月定例会の予定
月日 会議名等
6月8日(月曜日)午後1時30分

本会議(開会)

6月9日(火曜日)正午 発言通告締切
6月9日(火曜日)午後5時15分 請願・陳情提出期限
6月15日(月曜日)午前10時 本会議(市政一般に対する質問)
6月16日(火曜日)午前10時 本会議(市政一般に対する質問)
6月17日(水曜日)午前9時 議会運営委員会

6月17日(水曜日)午前10時

本会議(市政一般に対する質問)

6月18日(木曜日)午前10時 委員会審査(経済地域・建設環境)
6月19日(金曜日)午前10時 委員会審査(総務・教育民生)
6月25日(木曜日)午前11時 議会運営委員会
6月25日(木曜日)午後1時30分 本会議(閉会)

※日程は変更となる場合があります。詳細は議会事務局(34-3210)へお問い合わせください。

議会への手紙

皆さんからの意見・提言を随時募集しています

手紙・ファックス・電子メールにてお気軽にお寄せください。
議会だよりに対する意見もお待ちしています。

郵便:390-8620 松本市丸の内3番7号 松本市議会
ファックス:0263-34-9811
電子メール:gikai@city.matsumoto.lg.jp

編集後記

新年度になり、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックの開幕が間近に迫ってきました。日本代表をONE TEAM(ワンチーム)で応援しましょう!
今年度広報部会では、令和3年度の議会だよりのリニューアルに向け、見直し検討を行っていきます。皆さんからのご意見をぜひお待ちしています。
広報部会 議会だより編集班
部会長 芝山  稔
副部会長 若林 真一
内田 麻美
古沢 明子
田口 輝子
犬飼 明美

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