ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 教育委員会 > 本郷小学校 > 本郷小学校の宝物

本文

本郷小学校の宝物

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

本郷小の宝物は、
すべて美術室で
大切に保管されています。

メアリー・ロー

メアリー・ローの画像

「メアリー・ロー」は青い目の人形と呼ばれている善意の人形です。
昭和初期にギューリックというアメリカの牧師の呼びかけで日本に、11,970体が送られてきました。
そのうちの一体が本郷小学校で大切に保管されています。

イバッハ

イバッハの画像

ピアノ「イバッハ」の解説

1794年、今から約200年前に誕生したドイツ最古の歴史を持つピアノが、この「イバッハ」である。しかし、残念ながら我が国では、このピアノはあまり知られていない。「イバッハ」の創始者である、ヨハネス・アドルフ・イバッハは、1766年にバ-タンで生まれた。彼はドイツ中のオルガンとピアノのメ-カ-を訪ね歩き、様々な技術を吸収して、「免許皆伝」にあたるマスタ-・オブ・ア-トの技術を学び取った。イバッハ親子3人は、ナポレオン戦争真っ只中の時代に、空腹に耐えながらも古今の名器を生み出したのである。
2代目カ-ル・ルドルフ・イバッハは、彼の偉業を受け継ぎ、繁栄に導いて行った。特に1825年以降において、イバッハ家は急激に栄えていった。
3代目ルドルフ・イバッハ・ジュニアは天賦の奇才と未来を先取りする洞察力を併せ持ち、工場拡大に才能を発揮した。彼は、ヨッロッパ諸国を歴訪し、当時の有名な音楽家と親しくなり、イバッハのピアノを多くの人々に知らしめる功績をたてた。ワ-グナ-、リスト、ザウア-等多くのピアノの大家がイバッハの楽器を弾いたと伝えられている。また彼は、ピアノのケ-スを芸術的なものにするために最大の努力をした。現在、世界の様々なメ-カ-が作り出した、外観が美しいア-トピアノが多く残されているが、この功績は彼に帰されるべきだろう。また、彼の弟、ワルタ-・イバッハは諸国を飛び回り、ピアノの新しい技術を吸収した。彼の学び取った幾多の貴重な技術は、「イバッハ」の製造を飛躍的に向上させ、近代化させた。
その後、4代目A・ルドルフ・イバッハ、5代目J・アドルフ・イバッハ、6代目ルドルフ・クリスチャン・イバッハ、ロルフ・イバッハに引き継がれ、現在に至っている。 現在の工場はシュベルムにあり、ドイツ最古のピアノメ-カ-として、優美で性能が抜群のピアノを作り続けている。また、耐久性も良く、ピアノの「ロ-ルスロイス」と言われている。

寄贈された由来

本演奏会で使用されるピアノ「イバッハ」は、昭和13年に、大村地区出身の竹村喜太郎氏から寄贈されたものです。竹村氏は満州へ渡り種々の事業を興されましたが、当時は奉天銀行の頭取を勤められていました。生前より故郷本郷の地に想いを馳せること多く、何か故郷のためになることをということで、小学校を改築してあげたいとまで考えていたそうです。残念ながらこれは実現に至りませんでしたが、死後遺言にピアノ寄贈の遺志が記されており、御遺族によってその遺志がかなえられました。当時世界第一級といわれた「イバッハ」が選ばれたわけです。昭和13年2月21日、ピアノ寄贈記念「イバッハ」披露演奏会が本校で開かれました。


松本市AIチャットボット