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長野県宝 筑摩神社拝殿保存修理事業を実施しました
更新日:2022年2月21日更新
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長野県宝 筑摩神社拝殿保存修理事業
筑摩神社拝殿
拝殿が造立されたのは慶長15年(1610)です。三間三間、入母屋造(いりもやづくり)で、屋根は柿葺(こけらぶき)です。床の下に低い基壇を設け、石の土台を廻しています。
近年、拝殿のぬれ縁土台束の経年劣化が進んでいました。毎年行われている文化財パトロールの指摘をきっかけに、令和3年度の長野県及び松本市の補助金を活用し、土台束の取替えを実施しました。
土台束の劣化
束の足元の腐食が進み、割れが発生しているものも見受けられます。
北面東部
北西角
西面中央部
使用部材
部材はケヤキです。
作業の様子
腐朽した束を部材ごと撤去していきます。
北面作業の様子
北西角 作業中
北西角 作業中
北面東部 腐朽した束を撤去
施工後の状況
腐食した束を新しい部材に交換し、元の姿に復旧しました。
北面全景
北面東部
北西角
西面中央部