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梵鐘の復元

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

梵鐘復元事業

大正4年(1915年)、城山公園に午砲(時間を知らせる大砲)が設置されると、念来寺の鐘楼は「時の鐘」としての役目を終えます。その後も鐘楼は大正10年(1921年)頃まで時を報じ続けたと言われていますが、第二次世界大戦中の昭和17年(1942年)11月1日、金属供出令により梵鐘は供出されてしまいました。
本事業では、供出前に撮影された梵鐘写真や関係資料をもとに復元を行いました。

供出前に撮影された梵鐘

供出前に撮影された梵鐘の画像

梵鐘の銘文から鋳造は元禄12年(1699年)であること、「吉繁※・中谷・藤井・丸山」という鋳物師(いもじ)らが鋳造に携わったことが分かります。※「吉繁」は松本の名工、鋳物師田中伝左ヱ門吉繁と推測されています。
また、関係資料から梵鐘の口径は3尺(約1メートル)であったことも判明しています。

火入れの様子

令和元年11月、梵鐘の火入れ(梵鐘を鋳造する儀式)が行われました。

火入れの様子1
火入れの様子2
火入れの様子3

取り付けの様子

令和2年3月12日、復元した梵鐘の取り付けが行われました。

取り付けの様子(1)
取り付けの様子(2)
取り付けの様子(3)
取り付けの様子(4)

取り付け後

取り付け後の梵鐘このページのトップに戻る


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