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発掘された松本2013

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

「発掘された松本2013」は当初平成26年(2014年)2月16日(土曜日)に開催する予定でしたが、大雪のため延期となり、4月12日(土曜日)に開催されました。
雪による延期だったにもかかわらず、大勢の皆さんにご参加いただきました。

報告その1 長居原(ながいはら)遺跡(松本市会田)

以前から学術発掘を実施していた東海大学考古学研究室の松本建速(まつもとたけはや)教授からご報告いただきました。
石積みは明治から大正期の築造であることがわかり、道は中世(15世紀中葉以降)に整地された可能性が高いことがわかりました。

松本教授の報告の写真
松本教授の報告

報告その2 井川城跡(松本市井川城1丁目)

井川城跡は、信濃守護小笠原貞宗(1292年-1347年)が伊那郡松尾(現在の飯田市)から居館を移したとされる場所です。
遺跡の年代や性格を探るため、発掘調査を行ったところ、室町時代の遺構や遺物が発見されました。写真は硯の出土状況です。

井川城跡で発見された硯の写真
井川城跡で発見された硯

報告その3 弘法山古墳(こうぼうやまこふん)と出川西(いでがわにし)遺跡の発掘

南松本一帯は、昭和の初めにはほとんどが桑畑だった場所です。
しかし、出川西遺跡を発掘したことにより、弘法山古墳の時代(西暦3世紀頃)には集落があり、大勢の人が住んでいたことがわかりました。
弘法山古墳から出土した土器と出川西遺跡から出土した土器はよく似ており、弘法山古墳の被葬者と出川西遺跡に住んでいた人々とのつながりがわかります。
松本市の埋蔵文化財保護の歴史にも触れながらの講演でした。

講演風景の写真
講演風景

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