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里山辺千鹿頭社の御柱祭り
更新日:2021年12月20日更新
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(読み方)さとやまべ ちかとうしゃ の おんばしら まつり
里山辺千鹿頭社の御柱祭り
- 指定等区分 市重要無形民俗文化財
- 指定年月日 平成12年(2000年)6月30日
- 種別 風俗習慣
- 所在地 松本市里山辺林大嵩崎
- 所有者 千鹿頭社の氏子
2集落が中心となる御柱祭り
この御柱祭りは、7年目ごとに卯(うさぎ)と酉(とり)年の千鹿頭社例大祭の5月3日に行われます。また、御柱祭りのメインである建て御柱までは3年がかりで儀礼を重ねて行われる祭りです。
祭り集団は、林集落、大嵩崎(おおつき)集落の氏子が主体であり、金華連と呼ばれる青年が積極的に参加して祭りを盛り上げるほか、女性や子どもを含め全戸が参加します。
なお、境内の坂での里曳き(さとびき)のために南小松、北小松、西小松の近隣各集落から子乃日連の応援を得ています。
祭りの儀礼は、まず最初に山での見立て、手締めと結納(ゆいのう)贈り、采配とぼんてんづくり、綱よりが行われます。続いて、御柱の根掘りと伐り倒し、木づくりがなされて山出しとなります。伐り出された御柱は、薄川(すすきがわ)にかかる金華橋(きんかばし)の聖観音碑付近の辻に安置されます。年が明けて中出しを行い、林の集落内を練って中央の石橋付近に安置されます。御柱祭りの年の5月3日に、里曳きをして千鹿頭山の境内に曳きこみ、建て御柱となります。