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上波田の御柱
更新日:2021年12月20日更新
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(読み方)かみはた の おんばしら
上波田の御柱
- 指定等区分 市重要無形民俗文化財
- 指定年月日 平成26年(2014年)12月26日
- 種別 風俗習慣
- 所在地 松本市波田13区及び14区(上波田上丁、中丁、下丁)
- 所有者 上波田の御柱保存会
子供たちによるオンベ売り
正月にオンベを切り、柱に飾って立て、柱を倒した後にオンベを配る、男子小学生を中心とした行事です。もともとは1月14日に立て、20日に倒した小正月の行事ですが、今は3丁場申し合わせのうえで、1月5日前後に立て、成人の日(1月の第2月曜日)ごろに倒しています。
オンベを切ることと柱を立て又倒すことは大人が手伝います。このとき、子どもたちが「オンベキリニキテオクリヤーイ」「オンバシラタテニキテオクリヤーイ」などと丁場を呼び歩いていることから、子どもが主体の行事であることがわかります。
柱に飾るツクリモノは、オンベとヤナギで、ほかにシンボクとカンノミズと呼ばれる大きな御幣があり、その数や作り方は丁場によって多少異なっています。これらのツクリモノは、御柱を倒した後に丁場に配った後周辺の集落に売って歩き、売り上げは子どもたちで分配します。