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大型鰭脚類の陰茎骨化石

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)おおがた ききゃくるい の いんけいこつ かせき

  • 指定等区分 市特別天然記念物
  • 指定年月日 平成28年(2016年)3月23日
  • 種別 地質鉱物
  • 所在地 松本市七嵐85-1 四賀化石館
  • 所有者 松本市
  • 時代区分 新生代新第三紀中新世

約1000万年前の貴重な化石

四賀地区の堂平で、約1000万年前の中新世中期の地層から発見された化石です。
大型の鰭脚類(ききゃくるい=アシカやセイウチなど脚がヒレのようになっている哺乳類)のものであると考えられていますが、具体的な動物の種類等については特定されていません。
長さ約43cm、最大厚9cm、全体の3分の1程度が欠けていると考えられるため、全長は約70cmと推定され、これまでに発見されている陰茎骨の化石では世界最大級のものとされています。

この化石が発掘された堂平付近からは、長野県天然記念物に指定されている「シナノトドの化石」と、松本市特別天然記念物「アロデスムス頭骨の化石」も出土しています。いずれも、約1000万年前の出土地一帯の環境を考える上で貴重な資料です。このページのトップに戻る


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