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中村のカヤ
更新日:2021年12月20日更新
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(読み方)なかむら の かや
中村のカヤ
- 指定等区分 市特別天然記念物
- 指定年月日 昭和42年(1967年)2月1日
- 種別 植物
- 所在地 松本市入山辺2529
- 所有者 個人
稀にみるカヤの大樹、屋号にもなる
入山辺地区の高台にある中村のカヤは、千手(せんぞ)のイチョウ(県天然記念物)の下方にあります。高さは20m弱ですが、幹は太く直径約1.5mもあります。カヤは常緑の針葉樹でイチイによく似た樹木です。地上から2mのところで幹は6本に分かれ、日の当たる南側によく枝を張り出し、樹冠の直径は20mにもなる県内でも有数の巨木です。樹勢はよく、秋になるとさかんに実をつけているのが見られます。
かつて、このカヤは稀にみる大樹であったため、この家の屋号はカヤノキとつけられました。大樹のカヤと、屋号のカヤノキは、遠近によく知られていたといわれます。