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奈川のゴマシジミ

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)ながわ の ごましじみ

  • 指定等区分 市特別天然記念物
  • 指定年月日 平成25年(2013年)6月20日
  • 種別 動物
  • 所在地 松本市奈川地区
  • 所有者 無主物

奈川地区なじみのチョウ

ゴマシジミは、チョウ目シジミチョウ科に分類されるチョウです。ワレモコウのつぼみだけに産卵し、孵化した幼虫はワレモコウの花を食べ脱皮を繰り返します。秋口に4齢(3回脱皮)くらいで地上に降り、クシケアリによって巣に運ばれます。クシケアリは、ゴマシジミの幼虫が出す蜜をなめ、ゴマシジミの幼虫はクシケアリの幼虫を食べて成長し、翌年の夏に羽化します。

北海道から九州にかけて局所的に分布していますが、四国では確認されていません。 環境省のレッドデータブックによれば、中国・九州亜種、八方尾根・白山亜種、本州中部亜種、北海道・東北亜種の4亜種に分類され、絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)に位置付けられています。また、神奈川県では絶滅が伝えられ、岩手、福島、群馬、新潟、愛知、岐阜、熊本、宮崎の各県でも絶滅危惧1類に位置付けられています。

長野県内では八方尾根・白山亜種と本州中部亜種の分布が確認されており、松本市奈川地区には本州中部亜種が生息しています。このページのトップに戻る


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