本文
廣澤寺参道のケヤキ並木
更新日:2021年12月20日更新
印刷ページ表示
(読み方)こうたくじさんどう の けやきなみき
廣澤寺参道のケヤキ並木
- 指定等区分 松本市特別天然記念物
- 指定年月日 平成30年2月23日
- 種別 植物
- 所在地 松本市里山辺5112番イほか
- 所有者 廣澤寺
参道を見守る樹齢400年の大木
廣澤寺の参道に並木として植栽されたケヤキが現在まで24個体残り、現在も並木の景観が維持されています。幹周3メートルを超える巨木は15を数え、最大幹周6.6メートルと市内でもトップクラスの個体が含まれています。すでに市指定されているケヤキ(内田、岡田神社、伊和神社、槻井泉神社)と比較しても同等の規模を有しています。平成15年以降の伐採木の年輪から樹齢400年と推定されます。半数以上が自然樹形のまま育っており、平均樹高25メートル、最大樹31メートルと、県内のケヤキ林の中でも特に良好な成長といえるものです。
また、並木の林床(りんしょう)は自然状態が維持されており、里山の斜面下部に多いヤマブキや、ニホンジカの食害で市内での個体数が減少しているスズタケなど、植栽由来ではありますが、天然のケヤキ林に近い植生が認められ、ケヤキ林の環境を知る上で学術的にも貴重です。