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伊和神社のケヤキ群
更新日:2021年12月20日更新
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(読み方)いわじんじゃ の けやき ぐん
伊和神社のケヤキ群
- 指定等区分 市特別天然記念物
- 指定年月日 昭和50年(1975年)11月11日
- 種別 植物
- 所在地 松本市惣社540ほか
- 所有者 伊和神社
信濃国府推定地のひとつ、惣社の地に根を張る
伊和神社の創建は明らかではありませんが、元禄(1688年~1704年)、享保(1716年~1736年)の文書には「惣社宮六社大明神」とあります。本殿は安永2年(1772年)の再建で、このときに伊和大明神となったといいます。
境内はそれほど広くはありませんが、十数本のケヤキの大木が成育しています。列をなしているので多数が植栽されたもののようです。いろいろな樹齢、大小のケヤキが成育していますが、入り口にある最大のもの二本は、かつて県の天然記念物の指定を受けていました。しかし現在は枯損が激しく樹勢が衰えています。根本が残存している一本の幹の太さは約2mある巨木です。枯損が大きいので県の指定を解除されたものと思われます。ほかのケヤキは、高さ20~25m程度、目通り直径は50~70センチメートルとなっています。ケヤキの大木がまとまって成育しているのはめずらしいことです。
なお、5月3日は伊和神社の例祭で、舞台1基が曳き回され、大太鼓・小太鼓・チャンチャンなどで囃(はや)しながら、氏子が町内を一巡し、神社に練りこみます。