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小俣諏訪社本殿

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)こまた すわしゃ ほんでん

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 平成15年(2003年)2月26日
  • 種別 建造物
  • 所在地 松本市笹賀小俣1822に隣接
  • 所有者 小俣諏訪社
  • 時代区分 江戸時代

諏訪の名工 柴宮長左衛門の作

小俣諏訪社は、小俣郷の鎮守として平安時代から存在していたと考えられます。
現存する本殿は、天明6年(1786年)年に築造されたと考えられていて、間口約一間の一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、屋根の正面に唐破風(からはふ)と千鳥破風(ちどりはふ)をつけています。屋根は当初のこけら葺きから銅板葺きに変わっています。
社殿の部材が白木のまま使用されているのはこの時代の特徴です。また、社殿の周囲には数多くの彫刻がなされています。

  • 海老虹梁(えびこうりょう)
    「上り龍」「下り龍」
  • 手挟み
    「鳳凰(ほうおう)」「波に鯉(外側)」「松に鷹(内側)」
  • 妻飾り
    「鶴」「唐獅子」
  • 脇障子
    「竹林七賢」
  • 欄間(らんま)
    「上り龍」「下り龍」
  • 高欄(こうらん)の架木(かけぎ)
    「龍」
  • 正面縁の下の羽目
    「柏に鳥」「蘇鉄(そてつ)に鳥」

この社殿は、諏訪の名工である柴宮長左衛門の作とされています。長左衛門は下諏訪町の国重要文化財・諏訪大社春宮幣拝殿や千曲市の国重要文化財・水上布奈山神社本殿など多くの素晴らしい建築をてがけています。小俣諏訪社本殿も随所にある彫刻に長左衛門の特徴がうかがえます。
また、本殿には多くの棟札が残されていて、その記載内容から何回か修復を受けていることがわかります。このページのトップに戻る


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