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線彫六地蔵尊像
更新日:2023年12月27日更新
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(読み方)せんぼり ろくじぞう そんぞう
- 指定等区分 松本市重要文化財
- 指定年月日 平成23年3月22日
- 種別 彫刻
- 所在地 松本市波田6011
- 所有者 盛泉寺
- 時代区分 江戸時代前期
波田地区最古のお地蔵様
波田地区のなかで、造立年代の刻まれたもっとも古い地蔵尊で、高さは66~90cm、幅は44~56cmです。自然石に線彫りで六地蔵が刻まれていますが、当時の人々の頼みで、名もなき石工が刻んだものではないかと推測されます。1体ごとに表情が異なり、素朴な味をもっているため、かえって趣が深いものになっています。いずれの像にも、寛永12年 (1635年) 6月吉日の記年がありますが、これは若澤寺参道に丁石が建てられた年月と一致しており、その頃の村人の信仰心の高まりが偲ばれます。
(向かって左の像から造立者銘)