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線彫閻魔王坐像

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)せんぼり えんまおう ざぞう

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 平成23年3月22日
  • 種別 彫刻
  • 所在地 松本市波田4570
  • 所有者 上波田高齢者クラブ
  • 時代区分 安土桃山時代

ユーモラスに一喝する閻魔様

大きな自然石の側面に、太い眉をつり上げ、眼玉をむき出してにらみつけ、大きく口を開けたユーモラスな閻魔王の姿が、線彫りで刻み込まれています。「天正二年七月吉日甲戌 本願 越前住經聖」の陰刻があり、安土桃山時代に、越前(福井県)の僧が、若澤寺へ巡拝の際に建てたものと思われます。元は十王堂にあり、地獄行きを逃れ、生前に善業を積もうとする十王信仰の対象であったと考えられます。この阿弥陀堂や仁王門の周辺には、同じ頃建立された紀州(和歌山県)や備前(岡山県)などの僧による供養碑も見られます。

(銘記)
天正二年七月吉日甲戌 本願 越前住經聖このページのトップに戻る


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