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古瀬戸瓶子・四耳壷

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)こせと へいし しじこ

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 平成24年(2012年)3月26日
  • 種別  考古資料
  • 所在地 松本市波田4417-1
  • 所有者 松本市
  • 時代区分 鎌倉時代

元寺場跡より偶然発見された鎌倉時代の古瀬戸

古瀬戸前期の瓶子、四耳壷ともに、元寺場跡(松本市特別史跡)から偶然発見されました。愛知県瀬戸市周辺の産で、鎌倉時代に作られたものです。高さは瓶子が29.3cm、四耳壷が22.0cmです。発見時には、両方の壷内に火葬骨が納められており、骨蔵器として利用されていました。元は酒の容器として祭事に利用されていたと考えられます。全体に灰釉が掛けられ、当時は非常に貴重で、有力者しか所有することができませんでした。状態も良く、県内では珍しく貴重な文化財といえます。
壷内に納められていた火葬骨について、愛知県犬山市にある京都大学霊長類研究所・茂原信生教授に鑑定を依頼した結果、瓶子、四耳壷それぞれの火葬骨は、同じ人物のものではなく、別個体の女性である可能性が高い、とされました。

元寺場跡からは多くの素焼きの灯明皿が出土しており、この場所が宗教空間であったことがわかります。また、「安養□」と墨書のある灰釉陶器皿や、緑釉陶器の破片も出土しています。このページのトップに戻る


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