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浄雲寺木造阿弥陀如来立像

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)じょううんじ もくぞう あみだにょらい りゅうぞう

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 平成20年(2008年)12月22日
  • 種別  歴史資料
  • 所在地 松本市取出934
  • 所有者 浄雲寺
  • 時代区分 江戸時代

すぐれた彫技による漆黒の阿弥陀如来立像

この像は、江戸時代前半のものと思われ、像高90cmで桂材を用いた寄木造により制作されています。
像容は通例の阿弥陀如来立像で、左手は下げ、右手はひじを曲げて、第1・2指を念じる阿弥陀来迎(あみだらいごう)印を結び、蓮華座に直立しています。顔立ちはやや面長で、前方をじっと見すえる眼差し、固く結ばれた口許などは引き締まり、やや厳しい表情をしています。
像の表面は、造立当初は、漆箔(しっぱく 漆を塗り、金箔を貼る)を施したものと思われますが、そのほとんどが剥落し、耳元や両手指の一部に、わずかにその痕跡が確認されるのみです。現状は黒漆地が表れており、面相部などは磨きあげられたように光沢を放っています。
本像は頭体部のバランスがよく、全体に伸びやかさが感じられます。また写実を基本とした衣文の襞(ひだ)など、その鑿(のみ)跡も鋭くその彫技はすぐれています。
光背は大正年間に補われたものと伝えられています。このページのトップに戻る


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