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今村観音堂の木造阿弥陀如来坐像

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)いまむら かんのんどう の もくぞう あみだにょらい ざぞう

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 昭和61年(1986年)3月13日
  • 種別  彫刻
  • 所在地 松本市笹賀今村827
  • 所有者 笹賀今区
  • 時代区分 室町時代

定印の阿弥陀如来様見ておわす

像高63.6cm、寄木造、漆箔(しっぱく)、定印の坐像で定朝様式の流れをくむ室町時代中期の作と思われます。
大きな寺院の本尊ではありませんが地方の豪族の信仰により造像されたものと思われます。 螺髪(らほつ)細かく、顔容円満、体躯も堂々として安定感のある美作です。
室町時代中期頃になると、地方の堂にもこのような像がしだいに造られるようになります。 なお、台座、光背もありますが、これは江戸時代中期以後のものと思われます。

定印の阿弥陀如来坐像とは結跏趺坐(けっかふざ 足を組む)して、両手を膝の上に組みます。 親指と人差し指を結んで臍下(せいか)で組み合わせます。この手の印相を阿弥陀定印といいます。
修業中の釈迦は坐って指を結んで思念しました。両手を合わせて親指を結ぶ形で、釈迦の禅定印と称しました。
このように仏像により手の形や組み方などが違うことから、如来、菩薩の区別は印相で見分けがつきます。このページのトップに戻る


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