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藤池の百体観音

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)ふじいけ の ひゃくたい かんのん

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 平成20年12月22日
  • 種別  歴史資料
  • 所在地 松本市中川7887
  • 所有者 藤池町会
  • 時代区分 江戸時代

西国・秩父・坂東の三十三番札所にちなむ百体観音

江戸時代に、各地の三十三番札所めぐりが流行しました。これは、観音が人々を救う際に、33の姿に変化することにちなみ、各地に33の札所が設けられ、これを巡礼するものです。
当時、巡礼のため旅立つことはなかなか難しかったことから、藤池の百体観音は、西国三十三番・秩父三十四番・坂東三十三番の札所にちなみ、百体の観音が作られたものです。
巡礼塔に「西国 秩父 坂東 百番観世音 安政四丁巳天四月良日建之 会田岩井堂石工 松村清吉広重」とあり、安政4年(1857年)に造立されたものと分かります。
像高は40cmから70cm、安山岩に刻まれたもので、百体の観音と付属して制作された観音のすべて(103体)が現存しています。巡礼に行けない人々はここで拝み、祈ったことでしょう。当時の観音信仰の篤さがうかがえます。

観音の種類
聖観音46体、千手観音13体、馬頭観音4体、如意輪観音4体、その他判別できない観音36体このページのトップに戻る


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