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牛伏寺銅伏鉦

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)ごふくじ どう ふせがね

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 平成27年(2015年)7月7日
  • 種別    考古資料
  • 所在地   松本市内田2573
  • 所有者   牛伏寺
  • 時代区分  平安時代

堂平から出土した楽器

伏鉦とは

銅伏鉦は、平成22年(2010年)5月9日に、牛伏寺境内から東の鉢伏山方面へ登った標高1180m附近の「堂平」の発掘調査により出土しました。上面径10.8cm、下面径12.0cm、高さ4.9cmの小型の伏鉦です。
仏教の打楽器としての鉦には、柱などにかけて鳴らす鉦鼓と、机などに置いて鳴らす伏鉦の2種類ありますが、出土した鉦には底裏に小さな脚が3本あるので、伏鉦として作られたものであることが分かります。この脚や側面にある耳は、伏鉦と一体として鋳造されており、小型ながら端正なつくりです。また、土中にあったため、全体がサビに覆われていますが、腐食や摩耗などは最小限にとどめられ、当初の姿をよく残していると考えられます。

平安時代の伏鉦

この伏鉦の制作年代は、出土層の年代や伴出土器から平安時代末期(12世紀)以前と考えられます。銅伏鉦の出土品としては日本最古の部類に入り、残りもよく、きわめて価値が高いものです。このページのトップに戻る


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