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旧松岡医院

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)きゅうまつおかいいん

  • 指定等区分 登録有形文化財
  • 登録年月日 令和3年(2021年)10月14日
  • 種別    建造物
  • 所在地   大手五丁目1319-5他
  • 所有者   (有)かわかみ建築設計室
  • 時代区分  大正時代

装飾を凝らした洋風医院兼住宅

旧松岡医院は長野県松本市大手5丁目、かつては飲み屋街として賑わった通称「裏町」の南外れに位置する。
木造2階建て、寄棟造り桟瓦葺。パラペットを立ち上げモルタルに目地を切り、石造にみせ、縦長上下窓を並べ、幾何学装飾を付している。
この装飾を凝らした洋風医院兼住宅は、昭和50年代中頃まで医院として使われていた。その後、東側にあった土蔵を住宅として再生増築する際に医院建築に接続したが、当時の所有者が松本から離れることとなり、医院部分は建物の維持管理が難しいため解体を検討していたところ、現所有者が設計事務所として賃借、活用することとなり解体を免れた。
残されている立面図に、「筒井組工務店設計」と書かれている。また、棟札に書かれた大工棟梁佐野貞次郎は、明治41年築の旧松本区裁判所庁舎(国重要文化財)の建築に携わったほか、宮島耳鼻咽喉科医院(旧神戸医院)など、市内の洋風建築を何棟か手掛けた人物である。このページのトップに戻る


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