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松本館〔2棟〕
更新日:2021年12月20日更新
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(読み方)まつもとかん
旧館
便所棟
- 指定等区分 登録有形文化財
- 登録年月日 平成16年(2004年)3月2日
- 種別 建造物
- 所在地 丸の内7-39
- 所有者 株式会社 松本館
- 時代区分 昭和時代
壮麗な料亭建築を今に伝える
松本市の中心部、松本城の近くにある松本館は、旧館と便所棟の2棟が国の登録有形文化財に登録されています。
旧館
松本館の旧館は昭和8年(1933年)頃の料亭建築で、長方形平面の2階建部と、平家建ての北西張出部からなっています。2階は南端に階段を設けて他は一室の大広間「鳳凰の間」となっており、地元の彫刻家太田南海の手による床柱や、折上格天井、建具など各所に壮麗な内装を備えています。
便所棟
便所棟も、旧館と同時期の建築です。
旧館の南西隅に、渡り廊下を介して接続しています。南側は別棟に接し、庭園に面する北側は西八角形型の平面をなしています。内部外部とも軸部を赤く塗り、格天井とし絵様を描き、壁面上部には中国風の欄間を設けているなど、異国風の四阿を模した建築となっています。