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旧松本歩兵第五十連隊糧秣庫

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)きゅう まつもと ほへい だいごじゅうれんたい りょうまつこ

  • 指定等区分 登録有形文化財
  • 登録年月日 平成24年(2012)8月13日
  • 種別 建造物
  • 所在地 旭3丁目696番1 信大キャンパス内
  • 所有者 国立大学法人信州大学
  • 時代区分 明治時代

軍隊駐屯の歴史を伝えるレンガ倉庫

旧松本歩兵第五十連隊糧秣庫(信州大学医学部資料室)は、信州大学の敷地内に建つ煉瓦造の建物で、造られた当時は連隊の食糧を保管していた倉庫でした。戦後は松本医学専門学校、そして現在は、信州大学医学部の施設として利用され、学都松本の教育施設として、時代を通してさまざまな人々の活動の場となっています。
松本歩兵第五十連隊は、日露戦争のさなかである明治38年(1905年)に編成され、明治41年(1908年)から松本に駐屯をしていますが、糧秣庫はこの頃に造られたと考えられています。かつて、旧日本軍の歩兵連隊が松本に駐屯していたという歴史を現在に伝える貴重な建物です。
建物は、桁行36.3m、梁間9.1mという細長い構造をしており、煉瓦造の平屋建で、桟瓦葺の切妻造です。外壁の煉瓦の積み方はイギリス積(※1)で、北面に3箇所、西面に1箇所の戸口が設けられています。壁には半円形のアーチを持つ窓が並んでおり、小屋組はキングポストトラス構造(※2)という造りです。時代によって用途が変化したこともあり内部は幾度も改修されていますが、外部の改修は少なく、現在も建設当初の姿をうかがうことができます。

※1 イギリス積み
レンガを積むときに、1段目はレンガの長辺が続くように並べ、2段目は短辺が続くように並べ、3段目は再び長辺が続くように、という具合に、長辺の段と短辺の段を交互に積んでいく方法

※2 キングポストトラス構造
小屋の梁の真ん中から屋根の峰に向かって垂直に建材を立てて、屋根を支えている構造このページのトップに戻る


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