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銅造伝薬師如来坐像御正体残闕

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

(読み方)どうぞう でん やくしにょらい ざぞう みしょうたい ざんけつ

  • 指定等区分 長野県宝
  • 指定年月日 平成11年(1999年)3月18日
  • 種別 絵画・工芸品
  • 所在地 松本市波田6011
  • 所有者 盛泉寺
  • 時代区分 鎌倉時代

神仏習合思想に基づく御正体

この像は、鎌倉時代後期の作とされ、もとは若澤寺(にゃくたくじ)にありましたが、明治時代の廃仏毀釈で若澤寺が廃寺となり、現在の盛泉寺(じょうせんじ)にもたらされたものです。
像高は15cm、銅造で現在は表面に鍍金(めっき)は確認できません。造像及び鋳造の技術に優れ、仕上げもていねいな作りとされています。

御正体(みしょうたい)とは、神仏習合思想に基づいて、仏が神の形に姿を変えて現れたものと考え、神体を表す鏡板に仏像を合体させ神仏同体を表したものです。また、御正体は、社寺の本殿に懸けて祀ったため、懸仏(かけぼとけ)ともよばれます。
この像は、御正体の残闕(ざんけつ、一部が残ったものという意味)で、本来は後ろ側に鏡板があったものと思われます。また、左手の先が失われているため如来の種類を判断できないのですが、薬師如来との言い伝えがあることから、伝薬師如来としています。このページのトップに戻る


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