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古代より人々の集うまち
更新日:2021年12月20日更新
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~ふれあい広がる大日堂~
認定年月日
平成31年(2019年)2月26日
保存活用団体
松本市沢村町会
構成する文化財(関連文化財群)
大日堂、道祖神、首貸せ地蔵尊、賢忠寺跡、数珠回し、大門沢川、沢村おんど
ストーリー
東西の大門沢川が合流する一帯は水の便に恵まれ、縄文の昔から人が集まり、集落遺跡や古墳が残ります。戦国時代に小笠原長時が戦勝祈願をしたと伝わる大日堂にはかつて修験者がいて、今も大日如来座像などの諸仏が安置されています。毎年3月には「数珠回し」で人々は地域の安全を祈ります。また、この地は城下町の北のはずれで、沢村の村ざかいには道祖神がまつられています。松本城主水野忠清に由来する賢忠寺跡や首貸せ地蔵尊は、松本城との関係を物語る文化財です。
これらの文化財群からは、古代から現在にいたる人々の信仰や地域の営みを浮かび上がらせます。
活動
歴史講演会を通して文化財の価値をみんなで学び、大日堂のケヤキの落ち葉で子どもたちと焼き芋会をしたり、復活した「沢村おんど」を各地で披露することなどで、文化財を確実に後世に伝え、ふれあいを広げ、大日堂を核にした地域づくりをより一層進めていきます。さらに英語案内版やQRコードを利用した情報発信なども一層充実させていきます。