本文
元禄期松本城下絵図
更新日:2025年8月26日更新
印刷ページ表示
(読み方)げんろくき まつもとじょうかえず
- 指定等区分 松本市重要文化財
- 指定年月日 令和6年7月1日
- 種別 歴史資料
- 所在地 松本市丸の内4番1号(松本城)
- 所有者 松本市
- 時代区分 江戸時代前期
町人地が詳しく分かる絵図
この松本城下絵図は江戸時代前期に描かれたと考えられ、地元に残る絵図のうち、年代が分かる最古のものです。
寸法は南北方向が443センチメートル、東西方向が208センチメートルあります。
墨一色で描かれ、一部に朱書きがあります。
武家地は徒士以上の屋敷には記名がありますが、北部の足軽屋敷地には記名はありません。
一方、町人地の記載は非常に詳細で、間口・住居者名・檀那寺名・居住する男女の数、ところによっては職種が書かれています。
絵図の大きな特徴であるこれらの詳細な情報により、元禄期の松本城下の町人地の姿を究明する上で貴重な資料となっています。