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旧竹内度量衡店店舗兼主屋(松本市はかり資料館 第一展示室)東棟
更新日:2024年3月25日更新
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(読み方)きゅうたけうちどりょうこうてん てんぽけんおもや(まつもとしはかりしりょうかん だいいちてんじしつ)ひがしとう
- 指定等区分 松本市登録文化財
- 登録年月日 令和6年3月25日
- 種別 建造物
- 所在地 松本市中央三丁目433
- 所有者 松本市
- 時代区分 明治時代
大火後の仮屋
本物件は、松本城下町の中町通りの東側に位置し、中町通りに南面しています。現在の建物は、土蔵造りで外壁は白漆喰の仕上げ、腰壁に一部海鼠壁を設けます。建物は正面に向かって右側の間口2間4尺の部分であり、半間の土間をはさんで西棟と接続しています。外壁は大壁造りで土蔵造り風に仕上げていますが、西棟に比べると部材の質が劣り、大火後の仮屋として建設されたものと推測されます。
建設年は、部材の様子より明治21年の大火後すぐ、明治中期の再建と考えられ、平成元年から西棟とともにはかりを中心にした資料館として現在にいたります。中町の東側に位置する明治21年の大火後に建てられた中町の特徴を表す建物で、改変は経ているものの、当時の造りや間取りの痕跡、看板建築の改修履歴を確認できるなど、西棟と一体となって中町の歴史をよく伝えており、まちなみの歴史的景観に寄与しています。