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松本市は、公共工事や市民サービスに係る業務委託など、さまざまな契約(公契約)を締結していますが、こうした公契約に関する基本方針を定め、公契約の活用を通して、労働環境の向上、地域経済の活性化、市民サービスの向上などを図る(仮称)松本市公契約条例の制定を予定しています。
この度、条例の骨子案がまとまりましたので、これを広く公開し、多くの皆様からご意見をいただきたく、パブリックコメントを実施するものです。
松本市は、平成27年1月「松本市の契約に関する方針(内規)」を定めて以降、建設工事に係る最低制限価格制度の改正、総合評価落札方式の見直し、社会保険未加入対策への取組みなど、同方針に基づく事業者の適正利潤の確保や、労働環境の向上につながる制度改正に取り組んできました。
しかしながら、同方針は内規という性格上、事業者の責務などについては定めることができず、また、基本理念の一つである労働環境の整備については、具体的な取組みがなかなか進まない状況でした。
近年、社会全体として働き方改革が求められているほか、公共サービスを担う地域の事業者の活力を将来にわたって維持・向上させる取組みなどの必要性が指摘されています。
労働環境の整備は、事業者側にとっても優秀な担い手の確保や育成、健全で安定した経営環境につながり、ひいては、地域経済の健全な発展にもつながるものと考えています。
こうした背景から、本市では、令和3年6月、労働団体、事業者団体の代表者に学識経験者などを加えた「松本市公契約条例検討委員会」を設置し、条例の必要性、方向性、実効性などについて計10回にわたる議論を重ねてきました。
そして、同委員会で出された意見を踏まえ、令和4年9月、条例に関する基本的な考え方を「松本市公契約条例の基本方針」としてまとめました。
(仮称)松本市公契約条例骨子(案)は、基本理念については現在の「松本市の契約に関する方針」を踏襲していますが、新たに市と事業者の責務を定めるとともに、「松本市公契約条例の基本方針」の考え方に基づく労働環境の整備に向けた実効性のある内容を定めているものです。
令和5年2月9日(木曜日)~3月10日(金曜日)【締切日当日必着】
市内に在住・在勤・在学の方、市内に事務所又は事業所を有する方、本条例に利害関係を有する方
次のいずれかの方法で、提出してください。
氏名、住所、職業等、電話番号とご意見を記載してください。(内容の確認をさせていただく場合もあります。匿名の場合はお受けいたしませんのでご了承ください。)
意見記録の正確さを期すため、電話や口頭によるご意見はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
後日、募集の結果、意見の反映状況などを市ホームページ等でお知らせします。
また、提出いただいたご意見等への個別の回答はしませんが、希望される方には、意見の反映状況等の一覧表をお送りします。
以下の意見用紙をダウンロードしてご使用いただくか、閲覧場所に備え付けのものをご利用ください。