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田川公民館で12月15日、防災訓練・講座を開催し、町会長や防災部長など、約70人の参加がありました。
今年5月、防災士の資格を取得した田川地区の小林成樹さんが、「防災士の資格を取ってこれから目指していくこと」と題して、防災士の役割や防災の現状(意識と防災活動)、今後の取組みなどについて話しました。
防災士は、地域の防災リーダーとして、平常時から地域の中心となって活動し、災害時には地域住民の先頭に立って、地域の防災活動を主導します。防災士として、防災に関するスキルアップを行い、他地区の防災士とも防災の取組みなど情報交換を行い、参考となる情報を提供していくことはもちろんですが、今後は田川地区にとって必要な防災を考え、行動していける仲間と一緒に具体的な防災の取組みを進めていきたい、と話しました。
次に、日赤奉仕団が田川公民館に保管してある防災備品を展示するとともに、災害用伝言ダイヤルの使い方について説明しました。
地震をはじめとする災害による被害を最小化するためには、「自分の身は自分で守る」という一人ひとりの意識と行動が必要です。講義のあとは、長野県危機管理部が保有する地震体験車で、実際の地震の揺れがどのようなものか、体験しました。
地震体験車は、体験室が前後・左右・上下の三方向に揺れ、より実際の地震に近い揺れを体験することができます。
参加者は、新潟県中越沖地震や阪神・淡路大震災など、実際に発生した地震を再現した揺れを交替で体験しました。