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水道週間は、水道の現状や課題について理解を深め、今後の水道事業の取組について協力を得ることを目的に、全国一斉に実施されています。
これからも安全・安心な水道水を守り続けていくための水道事業の取り組みを紹介します。
水道週間にあわせて、希望する一人暮らし高齢者世帯を訪問し、水道設備の点検修理を実施しています。
漏水調査及び水道設備の無料点検や、修理費3万円以内の簡易な修理の無料実施を行い、快適で安心な暮らしを支える一助とするものです。
市内35地区のうち毎年5~6地区を対象に実施し、7年かけて一巡する取り組みです。
(令和7年度対象地区:庄内、中山、寿、寿台、内田、松原地区)
「老朽施設の更新」と「災害対策の推進」という全国的な課題は、松本市の水道も例外ではありません。
現在、災害時にも強い水道を目指し、主要な配水池等の水道施設や、重要な水道管の耐震工事を随時実施しています。これまでに市内の基幹管路160キロメートルのうち66キロメートルが完了しました。
今後は、災害対応病院や医療救護所へつながる重要給水路の耐震工事を優先的に行っていきます。
▼水道管路の耐震化工事の様子
▼水道施設の耐震化工事の様子
令和6年1月に発生した能登半島地震では、地震発生当初から4月にかけて、計5回、給水車と職員(給水車1台・職員延べ15名)を派遣し、避難所、病院、応急給水拠点への給水を行いました。
また、同年9月に能登地方を襲った豪雨災害時でも9月30日から10月4日の5日間、輪島市内で応援給水活動を実施しました(給水車1台・職員3名)。
▼応援給水活動の様子(令和6年10月 輪島市)
災害が発生した場合、水道の供給が一時的にできなくなる可能性があります。
そのような緊急時に備えて、給水車の蛇口から非常用給水袋への給水を体験していただく「給水体験」を実施しています。
令和6年度は1,000人(延べ人数)を超える市民の方にご参加いただきました。今年度も松本市出前講座の一環として実施中です。
▼給水体験の様子(高宮町会、笹部町会、笹賀下小俣町会)
世界的な流れでもある脱炭素社会実現の取組み(ゼロカーボンアクション)。
水道事業でも脱炭素化に向けた取組みを実施しています。
水道は基本的に、標高の高いところから低いところへ流れる自然の力を利用して、市民の皆さんに水を届けているのですが、この水の流れる勢いで水車を回して電気を作る水力発電設備を設置しています。
現在、寿地区に設置した設備(小水力発電)が既に発電を開始しており、新たに岡田地区に設備を設置する準備を進めています。
▼小水力発電設備(寿配水地)
▼マイクロ水力発電設備設置予定地(岡田第2配水地)
IT機器を活用し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。
令和3年度から導入し、空から人が近づくことのできない災害現場や水道施設の状況確認を行っています。
水道局から離れた施設や作業現場の状況を映像でリアルタイムに把握することが可能になりました。
作業の様子を動画で記録することで、事後のフィードバックや人材育成にも活用されています。
スマートフォンやパソコン等で上下水道料金や使用水量が照会できます!
口座振替のお知らせ、口座振替結果のお知らせがメールで届くようになり、はがきの納入通知書が送付されなくなります。
はがきをなくしてしまった、過去の使用水量が見たいが通知が見当たらないといった悩みが解消されます。
登録方法(上下水道局Web照会サイトはこちら)
❶Web照会サイトで新規会員登録(無料)
❷ログインIDとパスワードがはがきで届く
❸Web照会サイトにログイン
▼上下水道料金と使用水量の推移
▼【まつもと水道100周年】職員で利き水道水やってみた
▼松本市の水道の話【まつもと水道100周年】