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「まつもと水道100周年記念見学会~水道の今と昔~」を開催しました
令和5年9月10日(日)、「まつもと水道100周年記念見学会~水道の今と昔~」を開催しました。
定員の30名に対し、応募者数はなんと51名!皆さんにご参加いただけるよう、バスをもう1台用意し、行程の調整を行いました。残念ながらご都合がつかない方もいらっしゃいましたが、当日は45名の方にご参加いただきました。
上下水道局(机上研修)
机上研修では、水道設置に至った背景や給水区域の広がり、また次の100年へ向けての老朽化した水道管の更新や水道施設の耐震化、小水力発電によるCO2削減の取組みを紹介しました。
机上研修で使用した資料は以下からご覧いただけます。
まつもと水道100周年記念見学会 机上研修資料 [PDFファイル/5.72MB]
中央管理室(上下水道局内)
24時間365日水の監視を行っている中央管理室の見学では、興味津々な参加者の皆さんからたくさんの質問がありました。
島内第一水源地
松本市の水道事業は、島内第一水源地の集水井(しゅうすいせい)で溜めた水を城山配水地へポンプで送水し、そこから市内に給水したのが始まりです。現在の島内第一水源地は、蟻ケ崎配水地へ送水を行っています。
登録有形文化財として残る集水井には、現在も井戸水が染み出しています。参加者の皆さんには集水井の中を覗いてその水の綺麗さを見ていただき、ポンプ室の見学では現在の蟻ケ崎配水地への送水がどのように行われているかを学んでいただきました。
また、災害時に給水車への給水を行う応急給水栓から実際に水を出し、味わっていただく場面もありました。
城山配水地
城山配水地では、登録有形文化財である接合井(せつごうせい)や旧配水池の中を見学しました。旧配水池の入り口は小さいですが、地下にはかつて水が溜められていた広い空間があります。皆さん興味深く見学されていました。
普段の生活の中ではなかなか見えにくい水道事業について知っていただき、また”当たり前”の水道について考えていただく機会となったのではないかと思います。