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松本城南・西外堀復元事業について

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

松本城南・西外堀とは

 松本城の外堀は、二の丸御殿や古山地(こさんじ)御殿(ごてん)等があった二の丸と、上級家臣の邸宅があった三の丸を区画する堀で、現在も往時の4分の3ほどが水堀として残っています。
 外堀のうち、今回の事業対象である南・西外堀は、大正末期から昭和初期に埋め立てられ、宅地として利用されてきました。

南・西外堀復元計画

 昭和40年代、高度経済成長による市街地の近代化とともに、国宝松本城天守および、史跡松本城の歴史的景観に対する保護意識も高まる中、昭和51年に「松本城中央公園整備計画」が策定され、埋め立てられた南・西外堀を再び水堀として整備する計画が記載されました。
 その後、平成11年度策定の「松本城およびその周辺整備計画」にも同様の計画が記載されています。

南・西外堀復元事業経過

 「松本城およびその周辺整備計画」策定後も、南・西外堀を復元する事業は、長い間着手できずにいました。
 そのような中、平成19年11月に菅谷前市長が、整備に係る基本方針及び復元事業等への着手を議会で表明し、事業化しました。
 事業化後の経過は下記のとおりです。

  • 平成24年度
    南・西外堀範囲を史跡松本城への追加指定を開始
  • 平成25年度
    史跡指定範囲公有化のため、用地取得に着手
    松本城内堀の堆積物除去工事に伴う調査の結果、堀堆積物から基準値を超える自然由来と推測されるヒ素が検出
  • 平成26年度
    事業用地において、土壌汚染対策法に基づく自主的な土壌汚染調査(地歴調査)を実施。ヒ素が確認された内堀同様の堀跡であることから、土壌汚染が存在するおそれが比較的多いと認められる土地に区分される。
  • 平成29年度
    史跡の追加指定完了
    事業用地内の2地点で土壌汚染調査(試料採取調査)を実施し、うち1地点で土壌溶出量基準値を超える自然由来の「鉛及びその化合物」による土壌汚染が判明
    23地点の追加調査を実施した結果、8地点で「鉛及びその化合物」による土壌汚染が判明

土壌汚染判明後の対応

 確認された汚染は、自然由来の「鉛およびその化合物」の水に溶けだす量が基準を超えているため、汚染された地下水を飲むことで、人体に影響があるというものでした。
 そこで、ただちに、周辺の飲用井戸の有無を調査し、飲用が確認された井戸については、水質検査を実施しました。
 検査の結果、飲用している井戸水に含まれる「鉛及びその化合物」は基準値未満であったことから、周囲への汚染の影響は無いことを確認しました。

事業方針の見直し

 事業用地内で土壌汚染が確認されたことから、水堀として整備するにあたり、埋立土を掘削、搬出運搬するためには、土壌汚染対策法に基づく汚染土壌の処理が必要となりました。
 汚染土壌の処理に必要な費用は、概算で4億6千万円以上が見込まれましたが、その費用をめぐり、元の土地所有者の負担や、市の対応等が課題となり、事業が進まなくなる恐れが生じました。 
 そこで、平成30年7月、事業を進めて史跡を保護するため、汚染土壌の処分が不要となるよう、堀を掘削せず、現状を保持したままで整備する「平面整備」へと事業方針を見直しました。

土壌汚染対策法の改正

 平成31年4月、土壌汚染対策法および関連する省令が改正され、自然由来の汚染土壌の処理方法として「自然由来等土壌利用施設」での処理が追加されました。
 この追加された方法とは、一定の条件を満たした汚染土壌を、土木構造物の盛り土資材等として処理しないまま利用するものです。
 このことから、「自然由来等土壌利用施設」の活用により、汚染土壌の処理が不要となるため、処理費用に関する課題が解決できます。

今後の進め方

 南・西外堀復元事業は、令和2年度末までに、事業用地の約70パーセントを公有地化しています。
 南・西外堀は史跡松本城の一部として指定されていることから、史跡の保護を図るため、引き続き、用地の公有地化に取り組みます。
 また、令和2年3月に就任した臥雲市長の選挙公約・方針である、「水をたたえた堀」として南・西外堀の整備ができるよう、調査・研究、国や地元など関係する方々との調整、復元方法の検討を進めていきます。


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