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ライトアップ基本計画
更新日:2022年3月9日更新
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基本計画の目的
松本市は、数多くの歴史的建造物、美しく雄大な自然、さらには歴史に育まれた文化など魅力あるさまざまな資源を有しています。そこで、本基本計画では、松本市の風土、地域性、街の形態等を踏まえ、光の基本的なコンセプトを設定することにより、ゾーニング化し、ストーリー性のある整備指針を策定し、本市のよりよい夜間景観のための基本計画に資することを目的とするものです。
夜間景観形成の基本方針
コンセプト
景観
夜間景観の厚みとメリハリ
- 中心市街地の光の拠点を開発する
- 周辺地域の光の拠点を広げる
観光
美しく魅力的な観光動線
- 特徴的なゾーンを巡るルートの設定
- 視点場の整備
- 商店街を魅力的にする照明
個性
松本市のアイデンティティー
歴史的建造物への照明
生活
地域の活性化と安全
- 住宅地の照明の整備
- 地域の主な施設、建物への照明
共生
自然・環境との調和
- 道路や商店街など上方へ光を放つ照明への対応
- 暗さを保つ地域の設定
松本市全域の景観ゾーン・軸・視点場の設定と方針
景観マップ
旧松本市域(詳しくは下記リンクをご覧ください)
景観ゾーン
優れた夜間景観を創出するゾーン
コンセプト
- 松本市の観光及び商業の中心ゾーン
- 中心地域として個性と数多い周囲の景観要素を活かし、夜間景観の核となるよう積極的に照明を行う
- 訪れる人々をより多く集め楽しませるような演出的効果のある照明を行う
安全で快適な夜間景観を創出するゾーン
コンセプト
- 地域の大半を住宅が占めるゾーン
- 日常生活の場であるため、住民の夜間の安全を確保し住環境にも配慮した安らぎと暖かみのある照明を行う
暗さを保つゾーン
コンセプト
- 暗いことが景観の個性となるようなゾーン
- 緑地保全地域として自然環境に配慮した照明を行う
- 美しい星空を保つ照明を行う
景観軸
国道19号
基本方針
- 街路は周囲の景観に適合する形状、明るさ、光色の照明を統一感をもって整備する
- 十分な路面の明るさを得られ、上空への光が発散しない灯部を持つ器具を設置する
- 特に立体道路部については、遠景から眺望したときにそこだけが目立つことにならないよう配慮する
その他主要幹線道路
基本方針
- 街路は、周囲の景観に適合する形状、明るさ、光色の照明を統一感を持って整備する
- 十分な路面の明るさを得られ、上空へ光が発散しない灯部を持つ器具を設置する
- 暗闇を保つゾーンに関わる道路には、交差点などに必要最小限の照明をする検討が望まれる
長野自動車道
基本方針
- 上方へ光が発散しない灯部を持つ器具を設置する
- I.C付近は、高架などの構造物が目立ち人工的な景観となりやすい
- 街路樹帯を設け、照明する事で、潤い感を演出する
視点場
基本方針
- 観光ゾーンの中心地域を見渡せる視点場として、夜間においても安心して夜景を楽しめるよう、照明設備の整備を行う
- 視点場までの街路にも照明設備を設置し、アクセスしやすい環境を整える必要がある
中心地域の景観ゾーンの設定と方針
景観ゾーンマップ
中心地域(詳しくは下記リンクをご覧ください)
観光ゾーン
コンセプト
- 松本市の観光の中心ゾーン
- 個性と数多い周囲の景観要素を活かし、夜間景観の核となるよう積極的に照明を行う
- 訪れる人々をより多く集め楽しませるような演出的効果のある照明を行う
商業、業務混在ゾーン
コンセプト
- 観光ゾーンと連続し、商業や各種業務の建物が多く占めているゾーン
- 夜間も商業区として人々が訪れるような照明を行う
- 主要道路に対し、松本市の中心街路らしい景観となるような照明を行う
商業、業務、住宅混在ゾーン
コンセプト
- 商業、業務施設と住宅の混在するゾーン
- 住区として安全で快適な照明であるとともに、夜間も商業区として人々が訪れるような照明を行う
- 公共建築その他公共性の高い施設には、親しみがもてる夜間景観となるよう整備する
- アルプス口(西口)前広場整備事業に合わせた照明を計画する
住宅ゾーン
コンセプト
- 地区の大半を住宅が占めているゾーン
- 日常生活の場でるため、住民の夜間の安全を確保し住環境にも配慮した安らぎと暖かみのある照明を行う
駅前調整ゾーン
コンセプト
- 観光上の交通拠点ゾーン
- 景観全体として個性を表現できるような秩序を創り出すことが望まれる
夜間景観のローカルプラン
具体的に光環境アイテムとなる「建築物・工作物」「公園」「街路」を対象として、整備指針を示しています。
照明手法と光源(光色)については本編をご確認ください。
松本市ライトアップ基本計画(本編)
- ライトアップ基本計画[PDFファイル/19.64MB]
ライトアップ基本計画の本編になります。詳しくはこちらをご覧ください。 - 景観マップ
景観的な特徴に基づき「ゾーン」、「軸」、「視点場」を設定します。