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ツキノワグマによる人身被害防止について
更新日:2025年8月1日更新
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お知らせ
県内においてツキノワグマの出没が多発しており、人身被害の事故が起きています。
松本市においても6月から7月にかけて山間部でクマの目撃が多発しており、クマが山際の集落や農地、観光施設付近に依存し、繰り返し出没していることから下記の点について注意してください。
目撃情報
クマの目撃情報について
山に入る際は、単独での行動を避け、鈴など音の出るものを携帯しましょう。
また、熊を目撃された方は、松本警察署(0263-25-0110)か、松本市役所(0263-34-3000)までご連絡をお願いします。
概要
クマに出会わないようにするために
- 山に入る時は、鈴など音の出る物を持ちましょう。
「沢沿い」や「山の尾根を越えるとき」は音が伝わりにくいため、特に注意が必要です。 - 「明け方」や「夕暮れ時」はクマの活動が活発になります。
人家付近であっても、この時間帯に散歩する場合は、必ず鈴などの音の出るものを
携行しましょう。
クマを引き寄せないために
- 誘引物の除去
生ごみなどを野外に放置すると、クマの誘因物になります。野菜くずも、腐敗することで臭気を発生させるため、誘因物になります。
また、塗料などの揮発性の臭いや、漬物など発酵臭の強いものにも誘引される可能性がありますので、保管場所にも注意が必要です。 - クマは「なわばり」を持たないため、えさになるものや好物があると、一頭を捕獲しても、次から次へと違うクマが出てくる可能性があります。被害にあう農作物は電気柵等で守り、廃果や生ゴミは野外に放置せず、適切に処理してください。
- クリ・カキ等は、クマを誘引する可能性が高いため、採取するか、できれば伐採することをお勧めします。
注意喚起ポイント
- 山や森林は「クマの生息域」です。
山に入るときは、常にクマがいると言う意識を持ちましょう。
また、段丘林や河岸林はクマの移動ルートになりやすいので、付近で散歩や作業をする際には、鈴やラジオ等の音の出るものの携行を心掛けましょう。 - 子連れのクマに注意してください。
母グマは、オスグマに子グマが捕食されるなどの理由により、非常に神経質になっていますので、子連れのクマには絶対に近づいてはいけません。 - 散歩に犬を同行する場合は、必ず係留紐(リード)を犬につけましょう。
犬に係留紐(リード)をつけることは、長野県の条例で義務付けられています。
過去には、係留紐を外した犬が藪にいたクマを追い出して事故になった事例があります。
もしも、クマに出会ってしまったら
- 大声をあげたり石を投げたり走って逃げたりすると、クマが興奮して飛び掛かってくる場合があるため、クマの動きを見ながら、ゆっくりと後ずさりましょう。
万が一、クマに襲われた場合は、首の後ろで両手を組んで「頸動脈(けいどうみゃく:首の左右両側)」を守りながら、丸くなって地面にうずくまり、「内股」や「膕(ひかがみ:ひざの裏側、いずれも太い血管がある箇所)」を守る態勢をとり、重症化を避けるよう防御しましょう。 - もしも、集落等でクマを目撃した場合は、松本警察署(0263-25-0110)、または、松本市役所森林環境課(0263-78-3003)へ通報願います。