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ぶどう成長記

更新日:2023年10月2日更新 印刷ページ表示

ぶどう成長記

ぶどうが収穫できるようになるまでをお伝えしていきます!

収穫の時期になりました!

・ぶどう成長記として最初の作業である「整房」から、約4か月が経過しました。整房作業の時は、米粒くらいの実でしたが、袋から出てきた房を見たら、一口で食べきれないくらいに大きくなっていました。

 

・収穫作業は手で房を下から支えながら軸を切ります。収穫した房は傷が無いか、病気は無いかを確認し、選別していきます。選別した房は、等級ごとに分けて直売所や、集荷場に出荷していきます。

収穫①

・摘粒作業で綺麗に房が作れていれば、収穫時に見た目の良い房ができるため、農家さんの腕の見せ所です。

 

収穫②

・上の画像は、左側が整房後の房で、右側が収穫時の房になります。

 

・ぶどう豆知識

いきなりですがここで豆知識です。

ぶどうの実に付いている白い粉のような物ですが、これは【ブルーム】といって、ぶどうが自分自身を守るために分泌している天然成分です。雨や朝露などをはじいて病気を防いだり、水分蒸発を防いで鮮度を保つ働きがあります。

ブルームは鮮度が良い証拠ですので、農家さんは収穫時にブルームが擦れて落ちないよう丁寧に作業を行っています。

鮮度の良いぶどうを見分ける目安にもなりますので、ぶどうを選ぶ際は参考にしてみてくだい。

 

・今回の収穫作業でぶどう成長記は、最後となります。このぶどう成長記をきっかけとして、ぶどうの栽培やぶどうに関して興味を持ってもらえたら幸いです。

 

 

2023年8月1日 傘かけとは異なる袋かけ

 

・前回の傘かけ作業では病気や日光からぶどうを守るために傘をかける作業を行いましたが、今回の作業は【袋かけ】と言って傘かけとは異なる作業になります。

・下の写真のように傘の上から袋を被せる方法や、房の上部に傘をかけて傘と袋を分けて行う方法などがあり、農家さんによって方法は様々です。

①

・これから段々と糖度が増していき、実が熟していくにつれて鳥や虫も美味しそうなぶどうに集まって来ます。そういった鳥や虫から房を守るために袋をかけていきます。

・糖度を測ったところ約13度ありました。糖度を測った後の粒を食べてみたところ、酸味が強く食感は弾力があり、シャキシャキとしていて後からマスカットの風味を感じられました。

②

・収穫まで約1か月となり、ぶどうの作業工程も大詰めを迎えています。袋かけの後は整枝という長くなりすぎた枝を切っていく作業を、枝の成長を見ながら行っていきます。

・今回の袋かけ作業も体験させてもらうことができました。これだけ沢山の房があるため丁寧に作業するのはもちろんですが、同時にスピードも求められる作業だと感じました。

・いよいよ収穫まで残り僅かとなってきました。収穫時には袋の中の房がどうなっているのか楽しみです!

2023年7月10日 ぶどうも傘をさす⁉

・ぶどうの房に傘がかかっている所を見たことがありますか?今回は【傘かけ】という作業をご紹介していきます。天候からぶどうの房を守るためにワックス加工された紙を房に取り付けていく作業になります。

傘かけ1

・傘かけをする理由としては、この梅雨の時期では、雨が降るとぶどうの房に水滴が付きます。雨に入っている病気の菌やカビから房を守り、晴れた日では日差しから房を守り、日焼けを防ぐ効果があります。

・傘かけは農園毎で使っている傘の形状や作業方法が異なります。それぞれの農園に合った栽培方法があるということでした。

傘かけ2

・私も傘かけの作業を体験させてもらいましたが綺麗な傘状に付けるのが難しく、ぶどうも成長して大きくなっていたため重量があり、扱いが困難でした。すべてのぶどうに傘をかけるのはとても大変な作業だと感じました。

・今回は【傘かけ】作業についてご紹介してきましたが、以前に紹介したジベレリン処理の効果で粒がとても大きくなっていて驚きました!このままどんどん大きくなっていってほしいです!

2023年6月28日 摘粒ってどんな作業?

 

摘粒というのは、1回目のジベレリン処理をした後に実を間引くことで、成長した実同士がぶつかって実が変形するのを防いだり、房の形を整える作業です。そのため、摘粒した房がその後のぶどうの品質を左右するとても重要な作業になります。

摘粒中

・上の写真が摘粒をしている様子です。一房ずつハサミを使って実を落としていきます。

・摘粒はぶどうを栽培する作業の中でも、とても時間のかかる作業です。房ごとに実の付き方や房の形状が異なるので、どの実を落とすのかといった判断やどうすれば収穫時に房の見た目が良くなるのかをイメージしながら作業していきます。

・ぶどうの品種によってもどれくらいの実を落とすのかが変わってきます。写真のぶどうはシャインマスカットのため、房に付いている実が大体35~40粒になるように実を落としていきます。

摘粒前後

・上の写真は摘粒作業の前と後の房になります。見比べると、実と実の間隔があり房のバランスがとれています。

・摘粒は、ぶどう栽培の作業の中でも品質や大きさを決めるとても重要な作業です。一つとして同じ房はないため農家さんの腕の見せ所です!

2023年6月19日  ぶどう農家さんにお聞きした種なしぶどうの作り方

 

・種がなく食べやすいことで人気な種なしぶどうの作り方を知っていますか?

・今回はどうやって種なしぶどうを作るのかについてご紹介していきます!

 

・種を取らずにそのまま食べることができるため人気な種なしぶどうですが実は、、、その多くは最初から種がないのではなく、栽培の過程で【ジベレリン】という植物ホルモンを使うことで種なしにしています。この作業のことをジベレリン処理、略してジベ処理といいます!

1

・上の写真は、前回の【房作り】で成形した房をジベレリン処理している様子です。

・ジベレリン処理は計2回行い、今回の1回目の作業では種なしにする効果があり、2回目の作業では果粒を大きくする効果があります。

※これらの作業は一房ずつすべて手作業で行われています。

 

・今回は種なしぶどうがどうやって栽培されているのかについてお聞きしてきました。多くの方に人気な種なしぶどうは農家さんのジベレリン処理のおかげで種がなくなり、食べやすくなっていました!

2023年6月7日 松本市今井のぶどう農家さんからお話をお聞きしました。

整房

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今の時期に行う作業は整房(せいほう)と言って房の下約3.5cm残すように成形します。約3.5cmだけ残してほかの実をとるなんて、もったいないですよね。でも、この作業をしないと房形状の良いぶどうにはならないんです!

 

整房2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

房の枝を折らないように慎重に作業していきます!一つ一つ手作業でやらなければならないため手間のかかる工程です。

おいしいぶどうになりますように!          ​

整房3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらが整房後の房になります。沢山あった実を落としたことにより房がスッキリしました。この工程によって粒が大きくなり、綺麗な房形状になっていきます。

今から収穫がとても楽しみです!

整房前後

 

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