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木質バイオマス利用

更新日:2022年4月7日更新 印刷ページ表示

松本市の木質バイオマス利用の取組み

背景・課題

  • 過疎化が進行している山間地域の活性化
  • FIT(固定価格買取制度)による発電に利用できない間伐材などの支障木の有効利用
  • 松枯れ被害を受けた山林の枯木の処理に苦慮

伐採の様子の画像
伐採の様子

木質バイオマス利用について

松本市では、FIT(固定価格買取制度)による発電に利用できない間伐材や松枯れによる枯木を木質チップへ加工し、温泉施設などで「熱利用」することに取組んでいます。
そこで松本広域森林組合や市内の林業事業者等が参画し、チップ供給会社「松本平森林エネルギー(株)」を設立しました。ここでは、木質チップの加工からチップ供給、木質チップボイラーのコンサルを行っています。

木質チップへの加工から燃料供給

伐採された木材をチップ加工場の敷地内へ運搬し、チップの原木を保管

原木のストックの画像
原木のストック

移動式のチッパーを1日稼働させて約50立方メートルの木質チップを製造し、保管庫にストック

木質チップ加工の様子の画像
木質チップ加工の様子

木質チップを保管庫内で定期的に撹拌するなどして自然乾燥させる

木質チップの保管の画像
木質チップの保管

木質チップをフォークリフトでチップボイラー専用コンテナに積載し、チップボイラーがある現地まで運搬

松本市域の木質バイオマス利用に関するシンポジウム

松本市では、二酸化炭素の排出削減を目的に、林業や発電に使われない森林資源を活用するため竜島温泉せせらぎの湯にチップボイラーを導入しました。
これに合わせ、令和元年5月25日(土曜日)に完成見学会と木質バイオマス利用に関するシンポジウムを開催しました。

竜島温泉せせらぎの湯チップボイラー完成見学会

チップボイラーの概要

  1. チップボイラー
    出力:150kW
    メーカー:オーストリア Gilles(ギレス)社
    最大効率:93.2%
    許容含水率:15~35%w.b.
  2. 燃料コンテナ
    コンテナカートリッジ式10立方メートル×2台
    乾燥機能付き(5%w.b程度の乾燥が可能)
  3. 貯湯槽
    容量:5,000L
  4. 遠隔監視装置
    ボイラーの稼働情報、給湯温度、燃料の残量などを常時監視

完成見学会の様子

木質バイオマスに関するシンポジウム

テーマ

  • 長野県における木質バイオマス発電について
  • 長野県における木質バイオマスの熱利用について
  • 松本市の環境エネルギー政策について
  • 松本平森林エネルギーの取組について

シンポジウムの様子の画像
シンポジウムの様子

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