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令和7年8月 保育園・幼稚園の給食
8月の献立テーマは、「郷土食・行事食に親しみましょう」「夏野菜をおいしく食べ、暑い夏を元気に過ごしましょう」でした。
8月の献立には、鉄火なすやかぼちゃと昆布の炒め煮、天ぷらまんじゅうといった松本の夏ならではの郷土食や、月遅れの七夕の行事食である七夕ほうとうを提供しました。また、夏野菜カレーや夏野菜のスパゲティ、枝豆やとうもろこしおにぎりなど夏野菜を使用したメニューを取り入れたほか、それぞれの園では、園の畑で収穫できたミニトマトやきゅうり、おくら、じゃがいもなども給食に使用し、収穫の喜びを味わいました。
給食の様子
8月5・19日 昼食【かきたま汁・豆腐の炒め煮・カリコリ漬け】
この日栄養士が訪れた園では、園の畑で育てたじゃがいもの収穫が行われました。栄養士が一緒に給食を食べた年長児クラスの子どもたちは、「先生から掘り方を教わって掘ったよ」「このじゃがいもで、今度みんなでカレーを作るんだ」と教えてくれました。
かきたま汁やカリコリ漬けは、園の定番の人気メニューです。豆腐の炒め煮は、豆腐や豚肉と、長ねぎ、人参、チンゲン菜、干しいたけが入っていて、しょうゆとみりんで味をつけたシンプルなメニューですが、よく噛んで食べるとそれぞれの食材の味を感じることができます。何人かの子どもたちは、食べ終わったあと「給食、いつも全部おいしいよ」と、ピカピカになったお皿を見せてくれました。
8月21日 昼食【春雨スープ・鶏の照り焼き・かぼちゃと昆布の炒め煮・パイン】
この日のかぼちゃと昆布の炒め煮は、松本地域のお盆の時期の郷土食です。家庭では、干し揚げや切り昆布を使用することが多いですが、園では食べやすいように油揚げと刻み昆布を入れて作ります。
かぼちゃには味がしっかりと染み込んでいて、やわらかく仕上がっていました。食べ慣れない様子の子どもたちもいましたが、この時期ならではの伝統的な味をみんなで味わいました。
8月6日 おやつ【七夕ほうとう・牛乳】
七夕ほうとうは、月遅れの七夕の行事食です。園のおやつでは、きなこ味ですが、あんこやごまを使う場合もあるようです。
この日栄養士が訪問した園の調理員は、ちょうどよいやわらかさになるようにゆで加減を調整しながらゆでて、きなこをさっと和えた後、さらに上からきなこをまぶして提供しました。きなことほうとうの麺がよく絡み、おいしくできあがりました。栄養士がクラスをのぞくと、お皿に残ったきなこも残さず集めて口に運んでいる子どもたちの姿が見えました。