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世界遺産登録推進事業

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

事業目的

 国宝松本城をさまざまな脅威から保護、保存し、次世代へ継承するため、世界遺産登録をめざしています。

 この前提となる国内の世界遺産暫定一覧表に記載されることを当面の目的とします。

世界遺産について

1 世界遺産とは

 世界遺産は、地球と人類の歴史の中でできあがった、とてもめずらしい遺跡、景観、自然などの、「世界中みんなのたからもの」です。
 この「世界のたからもの」をずっと未来まで残していくために、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)という団体が「世界遺産一覧表」に記載して、みんなで守っていこうとしています。

2 世界遺産への登録

 世界遺産として登録されるには、昭和47年(1972年)にユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(いわゆる世界遺産条約)に基づき、顕著な普遍的価値(OUV:Outstanding Universal Value)を有することが必要です。

3 世界遺産の種類

 世界遺産は、有形の不動産が対象で、3種類あります。

  • (1) 文化遺産
    モニュメント、歴史的な建造物群や遺跡など
  • (2) 自然遺産
    美しい自然風景や珍しい生き物・植物など
  • (3) 複合遺産
    (1)と(2)の両方を合わせもつもの

4 日本にある世界遺産

 平成5年12月に日本で初めて、法隆寺と姫路城、屋久島、白神山地が世界遺産になりました。最近では、2019年7月に「百舌鳥・古市古墳群 古代日本の墳墓群」が登録されました。
 現在、日本国内の世界遺産登録件数は、23件(文化遺産19件、自然遺産4件)です。

5 登録の基準

 「顕著な普遍的価値」があるかどうかが、最も重要となります。それは、世界中の人にとって、とても大事なもので、守るべきものであるということです。以下の基準にひとつ以上適合する必要があります。

  1. 人間の創造亭才能を表す傑作である。
  2. 建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏での価値観の交流を示すものである。
  3. 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも稀有な存在)である。
  4. 歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
  5. あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存在が危ぶまれているもの)。
  6. 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
  7. 最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。
  8. 生命進化の記録や、地形形成における重要な進行中の地質学的過程、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
  9. 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。
  10. 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。

6 登録までの道のり

 世界遺産は、ユネスコ加盟国のうち21カ国の代表で構成される、世界遺産委員会が決めています。
 世界遺産に登録されるには、まず国内の世界遺産暫定一覧表(リスト)に記載される必要があり、国がその中から年1件、世界遺産委員会へ提出し、登録の可否が決定されます。

事業概要

1 普及啓発事業

 「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会(平成13年7月設立。事務局:文化振興課、信濃毎日新聞社)が中心となって、世界遺産登録に向けての普及啓発に取り組んでいます。

  • 松本城検定クイズ、松本城親子見学ツアーの実施
  • 35地区普及啓発事業
  • 松本城・旧開智学校写生大会、展覧会

2 調査研究事業

 関係機関や専門家、他の城郭都市等と情報交換しながら、「顕著な普遍的価値の証明」等の学術研究を進めています。

主な経過

経過

年度

内容

平成13年度

「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会の設立

平成18年度

国内暫定一覧表への記載をめざし、文化庁へ提案書を提出。「継続審議案件」となる。

平成19年度

再提案書※と「姫路城を中心とした日本の近世城郭群」(シリアルノミネーション)の研究を進めることの検討状況報告書※を文化庁へ提出

平成20年度

彦根市、犬山市との3市で「国宝四城近世城郭群研究会」を設置文化庁世界遺産特別委員会ワーキンググループから、国内暫定一覧表には記載とならず「カテゴリーIb*」に該当という審議結果を受ける。
 *カテゴリーIb
 提案地方公共団体を中心に、当面、主題に関する学術的な調査研究を十分に行い、主題及びこれに基づく資産構成に関して一定の方向性が見えた段階で、関係地方公共団体により作業を進めるべきもの。

平成23年度

現存12城基礎調査を実施「国宝四城近世城郭群研究会」を「(仮称)国宝四城世界遺産登録推進会議準備会」へ移行

平成25年度

国宝松本城天守普遍的価値の調査を実施(~26年度)「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会と共同で「世界遺産フォーラムin松本」を開催

平成27年度

長野県と、第1回(仮称)松本城世界遺産調査研究に係る連絡会議を設置

平成29年度

  • 日本イコモス国内委員会理事等との意見交換会を開催
  • 松本市市制施行110周年記念シンポジウム「世界遺産と天守~近世城郭の天守群の世界遺産登録をめざして~」を開催
平成30年度
  • 犬山市・松江市・松本市の3市長で文化庁に要望書提出
  • ICOFORT国際会議2018in彦根の学術セッションにて3市が発表
  • ICOFORT委員長等との意見交換会(「近世城郭の天守群」の価値を検討する国際専門家会議)を開催
令和元年度 犬山市・松江市と3市の市民レベルでの交流促進を図ると伴に、合同で普及啓発活動をおこなうため、第1回3市市民交流会を犬山市で開催

今後の取組み

 今後予定される国内暫定一覧表への追加記載に向けて、国宝五城等でのストーリー(案)作成、提案書作成のための国内外の同種資産との比較研究を実施します。さらに、文化庁、長野県及び関係各市との連携を加速させるとともに、「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会と連携し、市民挙げての取組みを広げます。このページのトップに戻る

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