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令和6年度松本市文化芸術表彰者
令和6年度松本市文化芸術表彰として、11月3日に式典を挙行し、大賞1名、功労賞1名、奨励賞1名を表彰しました。
文化芸術大賞
技量及び活動が全国的に高い評価を受け、その業績が傑出している方にお贈りするもの
小澤 實 様(俳人)【生活文化・俳句】
中学校(清水中学校)、高校(松本深志高校)、大学(信州大学)を松本市で過ごした松本市ゆかりの俳人。信州大学在学中に俳句を始め、1998年に第二句集『立像』で第21回俳句協会新人賞を受賞。2000年から澤俳句会を主宰。2023年に刊行した第四句集『澤』にて俳句界で最も権威ある第58回蛇笏賞を受賞。
毎年8月に松山市で開催され令和6年で27回目となる高校生を対象とした俳句コンクール「俳句甲子園」の審査員や読売新聞、東京新聞俳壇選者としても活動中。現在も句会に参加するため、毎月松本市を訪れており本市の文化振興へ大きく貢献しています。
文化芸術功労賞
20年以上にわたる文化芸術活動により、本市の文化芸術振興に大きく貢献した方にお贈りするもの
金井 ケイスケ 様(サーカスアーティスト)【芸能】
松本市在住のサーカスアーティスト。16歳から劇団等で大道芸、サーカスアーティストとして活躍。まつもと市民芸術館で行われた「空中キャバレー」には2011年の初演から全ての公演に出演。2013年にまつもとジャグリングクラブを組織し、無料参加の練習会やワークショップを開始。東京2020パラリンピック開会式ではサーカス振付を担当。
2021年にジャグリングドット信州(現/ジャグリング・デ・信州)、翌年に信州ユースサーカスを発足。社会的困難を抱える人も含めた「誰もが参加できるサーカス」の創造、発信、10代を中心とした青少年の育成を通じて、松本市の文化振興へ大きく貢献しています。
文化芸術奨励賞
将来にわたって全国レベルの活躍が期待される方にお贈りするもの
金井 亮 様(空間デザイナー)【芸術・空間デザイン】
松本市出身の空間デザイナー。家具メーカー、建築士事務所での経験を経て2021年、松本市里山辺にRaS DESIGN OFFICE(ラスデザインオフィス)を創業。博報堂テクノロジーズ(東京都港区)のオフィスをデザインし、世界三大デザイン賞の一つドイツの「iFデザインアワード2024」にて最優秀デザインとして金賞を受賞。
空間デザイナーとして、高い評価を受けており、将来にわたって活躍が期待されます。
受賞者記念写真
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