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令和4年度松本市文化芸術表彰者
令和4年度松本市文化芸術表彰として、11月3日に式典を挙行し、功労賞3名1団体を表彰しました。
文化芸術功労賞
20年以上にわたる文化芸術活動により、本市の文化芸術振興に大きく貢献した方にお贈りするもの
(以下五十音順)
和泉家 志ん治 様(落語家)【芸能・落語】
明治大学在学中に落語研究会に在籍。同時に、初代金原亭馬の助師匠へ入門し活躍。その後、故郷の松本に拠点を移し落語の高座の他、ラジオやレポーター、テレビCMなどのマルチな才能を発揮しました。1985年フジテレビ「地方CM大賞」で最高賞を2回受賞。また、市内の落語会の立上げや運営に携わり、松本地域での落語文化の普及にご尽力いただきました。現在は、笑いと健康に注目し、「笑い療法士」の資格を取得し、公民館・福祉ひろばや民間が主催するイベントの講師を務めるなど活動を続けています。これらの活動は本市の文化芸術振興に多大なご貢献をいただいています。
太田 正子 様(松本衣デザイン専門学校元校長、デザイナー)【生活文化・デザイン】
2021年3月に多くの市民に惜しまれながら閉校した「松本衣デザイン専門学校」の校長を長年務められ、全国的な服飾コンクールで多くの入賞者を輩出しました。これまで生徒たちは、松本城、芸術館、美術館やまちなかでファッションショーを開催しました。現在は、安曇野市に同校の卒業生などが集える場として同校の蔵書を所蔵した「青葉文庫」を開設し、衣服に関わる方々のサポートを続けています。これらの活動は、本市の文化芸術振興に大きく寄与し、人材育成においても多大なご貢献をいただいています。
高野 苺 様(漫画家)【メディア芸術・漫画】
高校在学中の2002年に漫画家デビュー。2007年には『別冊マーガレット』にて初連載作『バンビの手紙』を発表されました。2012年には松本を舞台とした青春SFラブストーリ ー『orange』の連載を開始し、600万部を超える大ヒットとなり、映像化もされました。また、今年4月に発売された第7巻も非常に高い人気を誇っています。近年では、丸の内中学校開校70周年記念式典の記念品のイラスト、美ヶ原高原のポスターの描きおろし、松本市成人式パンフレット及び記念品イラスト描きおろしをするなど活躍は多岐にわたり、他にも小説の装丁、ミュージックビデオ、企業広告などにも作品を提供しておられます。これらの活動は、本市の文化芸術振興に多大なご貢献をいただいています。
松本シティーマーチングバンド(代表:豊島 実 様)【芸術・音楽】
今年結成35周年を迎える、松本市を活動拠点とする中学生から社会人まで幅広い年齢層で活動しているマーチングバンド。これまで、県大会や全国大会で優秀な成績をおさめてきました。 セイジ・オザワ 松本フェスティバルには、第1回目の市内パレードから参加し、今年のパレードではオープニングファンファーレを演奏、3年ぶりのパレードを盛り上げていただきました。また、信州博覧会、信州まつもと空港開港など、行事の際には華やかな演奏により会場に彩りを添えています。これらの活動は、本市の文化芸術振興に多大なご貢献をいただいています。
受賞者記念写真
左から
(1列目)臥雲市長、和泉家さん、太田さん、豊島さん(松本シティーマーチングバンド)、芝山市議会議長
(2列目)上野さん、望月さん、本田さん、大内さん(松本シティーマーチングバンド)