ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

松本市の概要

更新日:2025年9月10日更新 印刷ページ表示

 松本市は、本州及び長野県のほぼ中央に位置しています。
 平安時代には、信濃国府が松本の地に置かれていました。中世には信濃守護の館の所在地として、また江戸時代には松本藩の城下町として栄えました。
 明治40年5月1日に市制を施行し、平成19年、市制施行100周年を迎えました。
 明治期からは製糸業を中心とした近代産業が勃興し、大正3年には日本銀行松本支店が開業されるなど、長野県の経済金融の中心地となりました。近代工業化は第二次世界大戦中の工場疎開に端を発し、さらに昭和39年の内陸唯一の新産業都市の指定が契機となって、電気・機械・食料品等の業種を中心に発展してきました。近年は、産業基盤の確立と地域経済発展のため、知的集約型企業の拠点として建設した新工業団地を中心に、更なる産業集積が進んでいます。 
 商業は江戸時代から『商都松本』とも称されてきたとおり、中南信の商圏の中心として、大きな商業集積を形成してきています。農業は、昭和30年代までは、専業農家を中心に稲作、畑作、養蚕、酪農などが行われ、その後の高度経済成長期からは、農業従事者の他産業への流出、兼業化などが顕著となり、農家戸数は減少していますが、近年では、気象条件を生かした高品質の野菜、果樹、花きの生産が増加しています。
 高速交通網は、平成5年に長野自動車道が全線開通し、平成9年には、北陸地方への通年通行が可能な安房トンネルが開通し、現在は中部縦貫自動車道(松本波田道路)の事業化が進められています。また、長野県唯一の空の玄関口、信州まつもと空港は、令和6年にジェット化30周年を迎えるとともに、県による国際化、機能拡充が図られています。
 本市は伝統的に教育や文化を重んずる気風があり、明治6年の開智学校の開校に始まり、大正期には松本高等学校(旧制)が招致されました。戦後はスズキ・メソード、世界花いっぱい運動が発祥し、平成4年からは小澤征爾マエストロが立ち上げたセイジ・オザワ松本フェスティバルが毎年開催されています。平成25年には、健康寿命延伸都市宣言を行い、市民一人ひとりの命と暮らしを尊重するまちづくりを進めています。
 また、地方分権を推進するため、平成12年には特例市の指定を受け、その後は施行時特例市として、周辺市村と連携を図りながら、個性豊かな持続可能なまちづくりに取り組んできました。平成17年4月に近隣の四賀村・安曇村・奈川村・梓川村と、さらに平成22年3月には波田町と合併し、全市一体的な市政運営を進めるとともに、平成26年度には、市内全35地区に、地域を基盤に、それぞれの地域課題を解決していくため、地域づくりセンターを設置しました。そして、令和3年4月、中核市に移行し、県から多くの権限を受ける中、地域を牽引する都市として、新たなスタートを切りました。

合併5地区(旧1町4村)の概要

四賀村

 四賀村は、「地球環境に根ざす新しい生活とまちの創造、エコ・ビレッジ四賀」としてまちづくりに取り組みました。
国府が配された頃には、錦服の駅が置かれて交通の要衝となりました。また、江戸時代には、天領となりますが、実質は、松本藩が統治し、会田町・刈谷原町は善光寺街道の宿場、保福寺町は江戸街道の宿場としてそれぞれ栄えました。

安曇村

 安曇村は、401.50平方キロメートルという広大な面積を持ち、その57%が中部山岳国立公園に指定されており、上高地・白骨温泉・乗鞍高原など、全国的にも有数な観光地を有しています。豊富な水資源を松本平のかんがい用水などにも活用している「発電の村」から「観光の村」へと着実に進展してきました。
平成9年12月には、中部縦貫自動車道の一部として安房トンネルが開通し、飛騨地方と信州が年間を通じて通行可能となりました。

奈川村

奈川村は、豊かな自然と共生する村として、豊かな自然を多くの人々が享受し、交流が進むなかで、雇用が拡大され定住化につながるようにと、体験農園・ぶなの森・生活環境保全林などの整備、そして、温泉・スキー場・キャンプ場などの観光施設や歴史ある野麦峠などにより農林業と観光・歴史・文化の複合化が進められました。

梓川村

 梓川村は、北アルプス槍ヶ岳を源とする清流梓川の恵みによって拓かれ、自然豊かです。
農業が盛んで、特に、りんごは、全国に先がけてわい化栽培を採り入れ、味、品質ともに日本一と賞され、昭和59年の農林水産祭で「天皇杯」を受賞しました。また、米は、「安曇米」として良質で、収量も多く、全国に知られています。

波田町

 波田町は、上高地、乗鞍高原の玄関口であり、四季折々に美しく彩られる豊かな自然と長い歴史の遺産が残るまちです。
北アルプスの雪解け水が流れ下る梓川によってつくられた4つの段丘から成り立つ地形を特徴とし、それぞれに美しい景観を形成しています。
全国に名だたるおいしいすいか・りんごの産地として知られるなど、豊かな農産物にも恵まれています。

松本市の位置

松本市の位置は、本州のほぼ中央に位置しています。

面積

 978.47平方キロメートル(平成26年10月1日現在、県内1位の広さ)

広さ

 東西 52.2キロメートル
 南北 41.3キロメートル

標高

 592.21メートル

北緯

 36度14分17秒

東経

 137度58分19秒
(基準 松本市役所)このページのトップに戻る


松本市AIチャットボット